映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】ナイルの宝石(1985)

1985年。

マイケル・ダグラス、キャサリンターナーダニー・デヴィート

 

ロマンシング・ストーン/秘宝の谷1984)の続編で主要キャストはそのまま。

前作で結ばれた2人が世界旅行をして楽しんでいる最中、トレンディー小説家の恋人がうまい口車に乗ってアラブの独裁者の伝記執筆をするため別れます。

 

マイケル・ダグラスは恋人を助け、また冒険活劇が繰り広げられるという流れです。

 

前作は地に足がついた冒険をしていましたが、今作は主人公補正が強すぎな感じがしました。前作はうまいことご都合主義を隠せていたような気がしましたが今作は経験なしでゲーム感覚で飛行機を動かしてあっさりうまくいったり、命綱なしの私服で崖を登ったりと気になる部分も。

次々にいろんなイベントが起こりますがイマイチ盛り上がりにかけます。

原住民と嫁をめぐりバトルすることになりますが、まけっぱなしで形勢逆転の手が相手が後ろ向いて油断したところにツボで殴ってタコ殴りでやったーみたいな勝ち方でただの卑怯モンやんとも思っちゃいました。

 

その後変装して一般大衆に紛れ込んでたところを見つかったり、敵の大将にとっ捕まって吊るされたり。最後にダニー・デヴィートが協力してくれたりで敵撃破。

ナイルの宝石は前回の宝石のように物質じゃなくて人間でしたというのもなんだかなーという気がします。マンネリ打破のためなんでしょうけど宝探し感がありません。

 

倦怠期の夫婦みたいな状態からスタートし度々口喧嘩をしている様子を序盤から見せられるというのも微妙です。そんな微妙な状態から吊り橋効果を経て以前のアツアツのラブになるというのを描きたかったのかもしれませんが。

 

基本的には前回の流れを踏襲していて、お祭りシーンからのベッドシーンとかの流れも似せてるような気がするんですけどなぜか前回でワクワクした部分とか面白かった部分が薄れたような印象を感じました。