映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017)

2017年。

MCU作品(フェーズ3)。


前回は一通り仲間が揃ったかなというところで終わりましたけど今回は黄金の人達にひょんなことから狙われることになってしまいます。
中盤では主人公クイルの父が登場。カート・ラッセルが演じています。
しかし父のペット的存在の癒やし系の女性は何かを隠しているようで・・・という流れです。

 

今回は青い人ヨンドゥが全部持ってちゃいましたね。

それとなく死亡フラグは立っていましたしまさかと思いきや・・・
というかこのキャラの口笛で操作する矢が強すぎると思っていたため遅かれ早かれ退場しそうだなと思ってたんですけど思ったより早かったです。

 

それにしてもベタ中のベタというお涙頂戴の展開ですが、でもそれでいいんです。こういうので全然OK。ダイの大冒険のバランの最期ちょっと思い出しました。


クイルが覚醒する時に幼いクイルとヨンドゥが楽しそうにしているコマが一瞬挿入されるのがいい演出になっていてその後の盛り上がりに地味に貢献しています。

ラスボスに破壊されたソニーウォークマン(母の形見)からヨンドゥのiPod的な音楽再生機器にチェンジするのも粋な演出ですね。

 

更に昔の仲間がおまえはいいやつだった・・・と認めるために集まってくる・・・ちょっとヨンドゥageがややてんこ盛りすぎな気もしましたが悪くないです。

 

他のキャラの人間ドラマも描かれ、アライグマはヨンドゥと打ち解けたり、姉妹は喧嘩の末に和解したり、ドラックスは気のいいおっちゃんになっていたりと何気ないシーンも良かったです。


主人公も自身の出自や父さん母さんのことがわかったり、ヨンドゥのことを経て失って初めてわかるありがたみを実感したりと人間的成長も見えました。

 

個人的に湧いたのは序盤と最後にスタローンが出てきたところですね。まじかーって思いました。今回はお披露目程度ですけどポジション的に出番がますます増えそうな感じです。


金ピカのエリザベス・デビッキもさすがの存在感。

 

ちっちゃかったグルートが最後に思春期を迎えて反抗的になっていたのも面白かったです。

 

全体的なコメディー調は相変わらず。でも今回はシリアスなシーンもあり。

でも作品の雰囲気で湿っぽくならずに温かみがあって中々いい感じだったんじゃないかと思います。