映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】ゴッドファーザーPART II(1974)

1974年。

アル・パチーノロバート・デ・ニーロ

 

今回は前回お亡くなりになったファミリーのドンのお父さんの過去編と現在の息子マイケルの動向が交互に進行していくストーリーでした。

 

今回は3時間半近い上映時間ながらもなんで家族のために俺はこんなにも頑張ってるのにみんな離れていくんじゃ~という葛藤と同じ稼業をしながらも家族を離散することなくうまいことやっていた実父。

 

母に尋ねるもその母も死んでしまい、妻も裏稼業をやっているあなたにはついていけないと流産でなく自分の意志で堕胎してしまうというある意味夫への復讐のようなことをして死んでない兄とも喧嘩して仲直りしたけど落とし前で粛清しなきゃならない・・・といういう感じで親父さんとは対比的にじゃんじゃん家族を失っていく過程が描かれます。発狂してた妹とは和解しますが。

 

逃げられまくっていた黒幕的存在も最後は消しミッションは上手くいくもリアルのファミリーはその成功とは裏腹に大失敗レベルに失っていくというストーリー展開が面白いです。

 

親父さんの過去編では幼少期にまず家族を失ってしまいます。そして徐々に頭角を表していき誰もがひれ伏すマフィアのボスに上り詰めていき家族を作るまでの過程が描かれ最後に自分の家族を奪った男に復讐を果たすという流れになっています。

 

父と息子で実に対比的な描かれ方をしていて一つの映画作品として完成度の高さを感じました。

見終わったあと思わずため息が出てしまいました。