2001年。
ハリーポッターの第一作目です。
以前見たことのある作品ですが見たのは20年近く前で内容はほとんど覚えておらず、最後のチェスのシーンだけちょっと覚えていたくらいです。
今見てみると総合点が高いという感じでめっちゃいいです。
まず主演のお三方が可愛らしいしほんとはまり役だと思います。
魔法学校というワクワクする場所が舞台であり種ダンジョンめいたところもあり好奇心を揺さぶられます。童心にちょっと帰れました。
物語は子供向けなのでシンプル系かと思いきや、意外とミステリー調で先が気になる作りになっているのでダレません。
その”どうせ子供向け”という先入観によりどうせあの怪しげな先生が黒幕なんでしょと思いきや違っていて、その先生はむしろ助けようとしていたことが判明するシーンは普通に驚きました。まんまとやられました。
アドベンチャーパートはケルベロスみたいなやつがなぜか学校の中にいて・・・とか透明マントで禁書を探したり夜の森を探検したりと肝試し的な要素もあり、賢者の石のあるところに行くところもインディージョーンズ的な冒険要素ですし、でかいチェスをしたりほんといろいろな遊び心を随所に感じます。
さらにはクィディッチというスポーツ要素もあります。
そしてそもそも学園ものでもあります。
主役の三人衆も才能ある魔法使いハリーポッターと愉快な仲間たちではなく左右の二人にも活躍の場がちゃんと提供されています。
ハーマイオニーは目に見えた活躍を要所要所でしていてダンジョンクリアに必須なレベルに活躍していました。そこで残りのロンはいらない子?と思いきやチェスの伏線を回収するようにリアルチェスで活躍してバランスをとっていました。
この3人を見てたらドラクエ2の主人公たちをちょっと思い出しました。
あと悪役?の子供も今見ると結構かわいいですね。
ラストシーンはぼくの夏休み的なひと夏の冒険の思い出に切なくなるような味わいもあって普通にいい映画見たなぁと思えました。これでまだ序章というのもすごいです。
アドベンチャーとミステリー、魔法というファンタジー要素を中心にその他の要素もうまく融合してるいい作品というのが20年近くぶりに本作を見た感想です。