映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】ネバー・サレンダー 肉弾凶器(2006)

2006年。

ジョン・シナ主演。

 

肉体派俳優ジョン・シナが拉致られた妻を取り戻すために頑張るという話です。

 

肉弾凶器ということでプロレスラーであるジョン・シナの体躯を活かしたパワフルなアクションが見もの・・・と思いきやどちらかというと他のところに目がいきます。ロック様もどきみたいなやつを相手にした肉弾バトルも良いんですけど。

 

例えば爆発です。

要所要所で大爆発があり驚かせてくれます。ちょっと無駄じゃ・・・というところでも贅沢に爆発します。車も派手にドカンと爆発して上空に吹き飛びますし、何かとやばいところに引火してドッカンバコンとやってくれます。

 

次にへんてこなBGMです。

場面に対して明らかに浮いているBGMがよく流れます。

 

他には悪役陣のキャラの濃さです。完全に主人公を食ってます。悪役ボスがターミネーター2のT-1000の役の人ということで、悪役のひとり「ターミネーターじゃあるまいし」、悪役ボス(ギロリ(視線))といったメタ的なやり取りや終盤で確信犯なターミネーターそっくりのイントロのテーマ曲が流れたりします。

 

また面白黒人キャラが敵側にいて「黒人はミニバンには乗らない」だとか「黒人はキャンプはしない」等黒人トリビア?を披露したり、脈絡なく自身のキャンプにまつわる自分語りをし出したり、ギャグ要素が豊富で悪役たちの逃走物語の方が主人公の追跡物語よりも全然面白いです。

 

さらに言えば主人公よりも拉致られた妻のほうが明らかにキャラが立っていて事あるごとに悪役たちを困らせます。ちなみに主人公妻と敵側にいる女は両者とも結構美人です。

 

ネタで楽しめるアクション娯楽作品でした。