1989年。
ジャン・クロード・ヴァンダム主演。
舞台はタイ。キックボクシング世界チャンピオンの兄を持つ弟がいました。兄はめちゃくちゃ強い辮髪野郎に倒され半身不随に。
弟(ヴァンダム)は復讐を誓うも弱いので修行が必要。現地で知り合った気のいい黒人の紹介で地元で有名な師匠のもとで修行して強くなります。
辮髪野郎は悪人でヤクザな商売をしていてヒロインになる人たちも困っています。みかじめ料を取りに来た下っ端をヴァンダムがボコって目をつけられます。
ヴァンダムは強くなりデビュー戦に勝利。ヒロインと雷の中愛し合います。
しかしヒロインは辮髪に乱暴されてしまいます。しかしヴァンダムには伏せてます。
終盤になり悪の組織に襲われたりするようになります。
そして辮髪とヴァンダムの試合が始まります。一方では師匠と黒人が悪の組織とドンパチを繰り広げています。
ヴァンダムは追い詰められますがヒロインが乱暴された事実を知り覚醒。辮髪をボコボコに。師匠たちも勝利してめでたしめでたし、という感じです。
感想は意外と面白かったです。ブルース・リーとかジャッキーチェンの映画みたいです。
主演したヴァンダムですが彼の若い頃の作品だけあって動きにキレがあります。
シェパードに追いかけられたり、柔軟のための股割り、水中訓練、木の上から石を腹めがけて落とされたり、すげぇ硬い竹に向かってひたすら蹴りまくるとか修行の世界観がドラゴンボールのそれで面白いです。
途中、酒場で変な音楽に合わせてダンスしたり酔拳で多人数バトルしたりとそういうコメディーなノリが良いです。
ラストの試合もお約束でOKですし、師匠たちも活躍してました。
終わり方は唐突で後日談的なものは感じられませんでしたがコメディー格闘エンターテイメント映画なんでそれもまたOKです。
誰かと一緒に画面で起こる展開に逐一ツッコミを入れながら見るとより楽しめるかと思います。