映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】STAND BY ME ドラえもん(2014)

2014年。

3DCGのドラえもん

 

原作、アニメの人気エピソードを一つの映画に盛り込んで再構築した作品です。

 

私自身ドラえもんは子供のときに大山ドラえもんを毎週金曜夜7時にクレヨンしんちゃんとセットで見ていた世代です。大晦日にもやってましたね。

特にドラえもん大好きというわけじゃなかったですが毎週のルーティンの中に組み込まれていてある意味空気のような存在でした。

なのでドラえもんとの出会い、のび太結婚前夜、さようならドラえもん、帰ってきたドラえもんは見たことがあります。

 

監督はドラクエファンに好かれてないであろうユアストーリーの山崎氏。最近では2でもなんやかんや言われてましたが、この1は割と普通でした。随所に山崎節を感じましたが問題ない範囲です。

 

映画単体として一切の事前知識なしで見た場合、全体としては最後のクライマックスのドラえもんの「のび太くんと別れたくない・・・」が弱い気がしました。雪山しずかちゃんとか途中で入れ込んでいるためドラえもんと二人三脚で苦楽を共にしたという感じがなく最後に泣くほどか?と思っちゃいます。

 

ただ、こっちは事前知識はあるためそこらへんは自分の中の思い出補正でフォローできたので許せる範囲です。

 

のび太ジャイアンの喧嘩シーンは普通に泣きそうになりました。これも思い出補正ですね。子供の頃にドラえもんを何年も見てきたというバックグラウンドが自分の中にあるからこそ当時子供だった自分が感じた感情が想起され、それが懐古心を揺さぶりうるっと来た、そんな気持ちを覚えました。

ラストのドラえもんが帰ってくるところも普通によかったなぁと思い、なかなかいい映画だなぁという素直な印象を見終わったあとに持ちました。