映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】ラスト サムライ(2003)

2003年。

トム・クルーズ主演。

 

当時CMでバンバン広告が打たれてましたのでタイトルはもちろんしてますしケン・ワタナベとヒロユキ・サナダが出てることも知ってました。

 

当方日本史に疎いので詳しい時代はわかりませんが明治時代初期っぽくるろうに剣心くらいの時代なんじゃないかと思って見てました。

なのでこんな時代にメイン防具が甲冑?とかいうのはありますがそういうもんだと思ってみてました。

 

キャストでは池松壮亮が子役で出てきて結構出番が多かったです。なかなかいい演技をしていたんじゃないかと思います。

小雪は日本人女性特有の色気というのをイメージさせる感じでナイスでした。

 

ハリウッド常連コンビの渡辺謙真田広之はさすがの存在感。

トム・クルーズもかっこよくハリウッド俳優としては身長低めなのも周りの日本人とマッチしていて浮いてなくてよかったです。

トムと真田広之の県道の稽古シーンや中盤の夜襲を撃退するシーン等のアクションパートも出来がよく、最後の合戦シーンのクライマックスでトムと渡辺謙が馬に乗ってうおおおお!と敵陣に乗り込んでいくところは最高に興奮しました。最後のるろ剣にも出てきたガトリング砲で味方が一網打尽にされるシーンの無慈悲っぷり、敵のクズじゃない司令官の表情、戦死した敵たちにひざまずくシーンは実に和をイメージさせる日本特有のシーンで良かったですね。他にも随所にそういう古き良き日本の和の精神を感じさせるとこがあって侍と聞くと軽く興奮を覚えるような外国人にも受けそうだなと思いました。

 

 

非アクションパートの雰囲気もよく、まず冒頭で渡辺謙率いる軍を潰そうとするも返り討ちにあってしまったトムは捕虜として丁重に扱われます。そこで剣術を習ったりみんなとご飯食べたりして楽しい田舎生活を満喫します。最初はホームステイ先の家族と距離感がありましたが、だんだんこなれてきてほのぼのする光景に。

 

夫をトムに殺された小雪の複雑な心境もナイスでした。後にくっついちゃうんだろうなと思いきややっぱりそういう展開に。しかしおくゆかしい描写。多すぎる犠牲とは裏腹に最後はどこかハッピーを感じさせるエンドなのもいいですね。

 

見たことのない有名作品でしたが、設定もわかりやすくアクションよし雰囲気良しで自分的には好評な作品でした。