映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】さらば! 2020年 (2020)

2020年。

サミュエル・L・ジャクソンヒュー・グラント

Netflix。ドキュメンタリー形式。

 

サミュエルとかヒューは架空?のインタビューを受けているその道の権威的な人を演じていて2020年に起きた様々な出来事に対して様々な人(役者が演じてる)にインタビューをしてその一連の問答により2020年に良くも悪くも話題になった人々を皮肉るみたいな感じのブラックユーモアバラエティードキュメンタリーという感じです。

 

ヒュー・グラントは途中でヒュー・グラントであることに気づくくらい老けていてちょっとびっくりしました(老けメイクかもしれません)。

 

激動の2020年。アメリカ、イギリスを中心に起きた出来事を皮肉ります。コロナが流行してからの英米政府の対応や、アメリカ大統領選、黒人差別の問題なんかが取り上げられます(もっとあります)。

トランプ、バイデン、ボリス・ジョンソンの実際の映像が出てきたりします。エリザベス女王(演じてるのは役者)なんかも出てきてあれ?なんか小馬鹿にしてない?というくらい皮肉のエッジがきいています。

アメリカンジョーク的なノリですが文化的なもののためか日本人の私にはイマイチピンとこない感じのジョークも一部ありました。ただノリは伝わってきますし日本にはない笑いなので新鮮味も感じます。

皮肉ドキュメンタリーといえばマイケル・ムーアが思い浮かびますが、ムーアっぽさはそんなに感じずこの映画を通じて何かメッセージを伝えたいというよりはただ単に2020年にぱっとしなかった連中を笑い飛ばしてやろうということに重点が置かれている気がしました。

 

70分程度と尺は短いんですが、スタッフロール中にも役者がセリフを喋ったりしますし、内容が集めこまれていて2020年の振り返りと各インタビューが交互に進んでいきます。

セリフもぱんぱんに詰まっているためか実際の再生時間よりも長く感じられました。

 

ちなみにバイデン勝利(昨年12月)あたりまでと2020年の終わり際の割と最近のことまで描いています。

今見てもいいですし1年後に見て2021年と比べて2020年はどんなだったかなと確認してみるのもいいかもしれません。