映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】バーティカル・リミット(2000)

2000年。

 

山岳救出アクション映画です。

 

とある登山一家がいました。父、兄、妹です。仲良くクライミングをしていたらやばい状況になり、父を切り離さないと全員死ぬみたいになります。父は切れ、妹はやめてと言います。この状況下で兄がロープを切り父は死亡。これ以来兄と妹の間に溝が。

 

数年後雪山(K2)に登った妹がクレバスに落下。このままでは死ぬという状況に。そこで兄と即席チームが助けに行くという感じです。

 

 

雪山映画ですが、ニトロの印象が強いです。床にニトロがあってそれを踏んじゃって地雷除去のような感じでそっとニトロ漬けの靴を放り投げて爆発したり、リュックから漏れ出たニトロが誤爆したり、クライマックスで助けるために使用したりとニトロが大活躍。雪山なのに爆発というのもインパクトがあります。

崖から崖へジャンプですげーとかそういうシーンよりもニトロが盛大に爆発するシーンでびっくりしてました。

 

妹を助ける過程で人がやたら死にまくる犠牲者の多い作品でもあります。

雪崩に巻き込まれたり、ニトロで誘爆したり、殺人事件の犠牲者になったり、道連れ復讐で二人死んだりと最後には僅かな人しか残りません。

 

最後流石に狙いの妹は助かり、シャリーズ・セロン似のヒロイン的な女性(007ゴールデンアイのボンドガール役の人)も生き残ってめでたしめでたしなんですがいかんせん犠牲が多すぎて(墓標多すぎ)爽快感はあまりなく、もやっとしたものが残りました。