2015年。
メイズ・ランナーの続き。
前作のラストからの続きです。
安全な施設で暮らすことになったと思いきやそうでもなくそれは敵の罠であった。さぁ逃げ出そう。ということになり、無事に逃げ出し追っ手から狙われる生活が始まります。
外ではゾンビ化した人間がうじゃうじゃ。手がかりを求めて一向は旅をする・・・という流れです。
このシリーズは三部作らしく今作はつなぎという立ち位置の作品です。
相変わらず中だるみすることなくノンストップで進んでいきます。場所も転々として見せ場となるアクションシーンは豊富なんですが、前作にあった動く壁の迷路のような作品を代表する象徴がないためか、作品独自の個性は残念ながら希薄になってしまいまとまりに欠けるという印象を感じました。
目まぐるしく展開する割にはキャラが話の都合に動かされているというのも感じてしまい作業感が出てしまっているように思いました。
また前作と比べて登場人物の魅力にも欠けます。前作では悪役ポジションのウィル・ポールターが主人公サイドと対立するキャラとしてわかりやすく描かれていて、彼の信念も割と納得がいくものだったのでキャラは経っていましたが今回そういう人がいたか？と振り返るといなかったかも・・・となりました。
最後にラスボスが登場しますが、出てきたのは最後だけだったので新しい悪役的魅力というのはなし（次回に持ち越しですかね）。
終盤で裏切り者がいたという展開になりますが、あっそうだったんだ・・・くらいの驚きを感じた時私はこの映画への興味を大分失っているということを自覚しました。
韓国人ランナーのミンホは今作でも優遇されていて見せ場も前作並で存在感を示していました。雷に打たれても死なないし最後やられたと思いきや拉致られただけで死んでいなさそうというくらい寵愛されているキャラでした。
最後はつなぎ作にありがちなラスボスを倒す算段がある・・・今度は戦争だ・・・みたいな感じで終わります。
ストーリー上では色々展開しますが、結局色々逃げ回ってきたけど仲間の中に裏切り者がいてミンホが連れ去られて主人公たちはなんとか無事という感じで色々動いている割には実はそんなに動いていないんじゃ・・・と思った2作目でした。
