映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】メイズ・ランナー:最期の迷宮(2018)

2018年。

 

メイズ・ランナー完結編。

 

ミンホ救出ミッション、敵との全面衝突ファイナルバトルがついに開始。迷路、砂漠と来て都市を舞台にした大戦争が繰り広げられます。

 

 

メイズ・ランナーシリーズ。今までは正直そこまででもないかなと思っていました。しかしこの最終作でまさかの大号泣。

 

ニュートがついに感染してしまうくだりです。ニュートというキャラ、物語の最初からいてずっと主人公パーティーの中にいて苦楽をともにしてきた正真正銘の仲間です。ほんといいやつでいい意味で空気のような存在。空気のように溶け込んでいて最後の最後までずっと相棒でいてくれると思いこんでいました。それくらい男連中はみんないいやつだったということに初めて気づきました。それまでは当たり前という枠に入られていてはっとしました。

 

ところがそんなニュートにもうこの先に待っている人生が脳を侵食され人ならざる存在として生き続けるか死ぬかというようなことになってしまいます。もうどうやっても助からないところまでいってしまいます。脳みそを徐々に冒され主人公で親友のトーマスに襲いかかりながらも俺を殺せ・・・と最後の最後まで脳のゾンビ化と戦い続けて自らナイフに突っ込んで自害します。

 

この一連のシーンで一番最初の迷路編で初めてトーマスとニュートが出会ってからともに時を過ごして友情を築いていく過程が走馬灯のように蘇り涙をこらえきれず号泣。どことなくリヴァー・フェニックスと重なるトーマス・ブロディ=サングスターさんだったからこそというのもあるかもしれません。なんとなく。

 

その後クライマックスがありますが、それよりラストのニュートからの手紙。これは反則だわと思いました。もう既に号泣してるのに涙のおかわり。

手紙の内容もニュートらしいもので当たり前に感動し、やっぱおまえ最高だよとトーマスさながらに思っちゃいました。

 

一般的な評価としてはおそらくそこそこくらいに落ち着くんじゃないかと全体を見渡して思いますが、個人的にはなぜかニュートが私のツボに刺さりまくりアホみたいに泣いてしまったため、なぜか泣きはらした感動作というものになってしまったメイズ・ランナー最終作でした。