映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】キンダガートン・コップ(1990) 

1990年。

シュワちゃん主演。

6年前に午後ローで見たことがありますがストーリーは覚えてません。

 

刑事の主人公演じるシュワちゃん(キンブル)が潜入捜査のためになぜか子供園の先生になってしまうというストーリーです(目的はあるんですけど)。配属は保育園児や幼稚園児のいるクラス。慣れない子どもたちの扱いにてんてこ舞いとなり振り回されるものの持ち前の適応力で見事に順応。

 

やんちゃな子どもたちを手なづけた手腕を園長に評価され信用を高めます。さらに幼児虐待をしているDV虐待男(シュワちゃんが追ってる悪いやつじゃないです)をノックアウトして園長からは絶大な信頼を得ます。

 

一方とある園児(ドミニク)のお母さん兼同僚の女性(ジョイス)といい感じになります。しかしその女性の元夫がシュワちゃんが血眼になって探しているめっちゃ悪いやつだということが判明します。そして悪い母ちゃんと一緒にその悪いやつが息子をかっさらおうとやってきます。

ちょっと前に自らの身分をジョイスに明かして彼女との間に溝が出来ていたんですが、子供のドミニクとは単なる園児と先生以上の愛情が培われていてドミニクをめぐるシュワちゃんVS悪いやつどっちが父親になるのか対決のような構図になっています。

 

その悪い父親ですが、園にするりと入り込みボヤ騒ぎを起こして訓練じゃない避難中のパニックに乗じてドミニクをさらいます。そこにシュワちゃんが。

さてシュワちゃんは無事にドミニクを救えるのか!?またジョイスとの関係はどうなるの?・・・という流れです。

 

 

もともと職がある人が畑違いの職に一時的に就きその環境に振り回されつつも良い方向に変えていくというのは天使にラブ・ソングを…(1992)を思い出しました(今作のほうが古いですけど)。

 

キャラでは悪役のお母さんが意外といい味出してました。シュワちゃんの相棒女性を車で跳ね飛ばしたり現場までやってきてシュワちゃんを直で狙ったり。最後は相棒がバットかなんかで剣道の小手のようなバットさばきで母ちゃんの拳銃を叩き落としたりフルスイングでぶん殴ったりでありきたり感がありません。

最後は非の打ち所のないハッピーエンド、爽やかなエンディングでした。

 

ただ、なんか物足りない感を見終わったあとに感じました。何が足りないのかはわかりません。あっと驚くシーンとか意外性ですかねぇ。絵に書いたような出来すぎのハッピーラストだったからというのもあると思います。

とはいえコメディーとシリアスのバランスが良く見てて子どもたちとのほんわかシーンもあってか不快な気分になったり中だるみすることはありません。シュワちゃんの演技もいい感じでした(ただ吹き替えは玄田さんじゃなく大塚さんでした)。

 

子供園が舞台ということでお子様との鑑賞にもうってつけ・・・と言いたいところですが、園児の一人に際どいシモネタ言う子がいるのでお母さん○○○ってなに?という具合にお子様に突っ込まれると困ることになるかもしれません。他にも同僚女性とフィアンセが昼間からおっぱじめてるシーンはありますが間接的なのでまぁ問題ない範囲ではあるとは思います。