2015年。
ジョン・トラボルタ主演。
まずタイトルがなぜアルティメットサイクロンなのかと。劇中で頻繁にキーワードの如く出てくる「ラインマン」というワードをそのままタイトルにすればいいのにと思いました。
絵的にもやばすぎる嵐とか未曾有のサイクロンとかいうのは伝わってこずちょっと強い雨の日みたいな感じなので余計にそう思います。
最後はアルマゲドン的な主人公の自己犠牲で万事解決。主人公が犠牲になることですべての停電が直るというのもよくわかりませんでした。
次にキャラ。姪が大学に行くとか言っているんですがこっち(日本)の感覚だと姪は20歳前後なんだなーと思いますが彼氏がしぶいおっさん(ファイナルディスティネーションの主人公を演じてたデヴォン・サワ)でえ?どういうこと?となります。
ストーリーはやや強引。冒頭で姪の父(主人公トラボルタの兄弟)が死にその現場に向かってるところで奥さんも事故死という泣きっ面に蜂が。そんな偶然あるか?と嫌な予感がし始めました。
それから嵐とは難の関係もないご近所の日常物語が始まり、物語の3分の2が過ぎ去ったところでようやく嵐当日が来ます。
おお、やっと来たわ、ここからラインマン無双が始まるよねと思いきや度々ご近所さんパートに切り替わり根に持ちやすい性格をした悪役の男と自殺願望のある夫とその奥さんで銃撃騒動が起こり妊娠中の姪が流れ弾に当たって病院に。
しかし嵐で停電。予備電源もアウトになり、主人公がなんとかして電力を送らないと手術ができないみたいなことになります。そして半ば強引に犬猿の仲のトラボルタとデヴォン・サワ(娘の彼氏)を仲直りさせる展開に。そしてアルマゲドン自己犠牲。なんとも雑なストーリー展開だなぁと。
個人的な予想(期待)としてはCGてんこもりの超嵐の中決死の作業が行われてそこに尺の大部分を投入するのかと思いきや、自分ちとご近所さん周りのいざこざとかのほうがどちらかと言うと尺が長いためディザスター映画というよりもご近所物語+ちょっとラインマンという具合に感じられました。