2015年。
モンスター・ホテルの続編。
前作からの続き。前作結ばれた二人(主人公の娘とチャラ男)の間に早速子供が。あっという間に5歳まで成長。
子供がモンスター界で暮らすか人間界で暮らすか主人公と娘が揉めるみたいな展開に。
新たな登場人物としてチャラ男の両親と主人公の父。それに悪役の魔物。
最後は5才児がドラキュラパワーを発現させて悪役の魔物たちをやっつけるという展開に。
そして子供はドラキュラとなり人間界に引っ越しせずに暮らすという彼の本来の願いが叶う形になってめでたしめでたしとなります。
感想としてはお子様を対象とするならば全然OK、大人の自分が見るといささか物足りなさを感じざるを得ません。
というのも最後が雑というかそれまで劇中で描いていた登場人物の悩みや葛藤はなんだったんだと思えるくらい強引なハッピーエンドに思えたからです。
人間とモンスターという種族の間を隔てる壁のようなものは相変わらず残っているからなんかモヤモヤするのかなぁと思いました。
悪く言えば大きなテーマから逃げたと穿った見方もできるかもしれません。
この壁をぶっ壊す的な感じのエンド(そうもっていくのは結構な脚本力が要求されると思いますけど)であればよかったかなぁと思います。
取って付けたような大団円が気になる作品でした。