【映画感想】ブロークン・アロー(1996)
1996年。
最初ボクシング映画が始まったかと思いきや、核兵器を巡る男二人の因縁の攻防が黒広げられます。
いや~良い。個人的に馴染み深いTHE90年代臭漂う頭空っぽ系アクション映画。決して馬鹿にしているわけじゃなく細かいことなしにめっちゃ楽しめました。
アドベンチャー的なパート、雑魚戦、ヘリ爆発炎上、ラストの肉弾戦とか止めの一発でトラボルタ核弾頭直撃とかどれをとってもアクションエンターテイメントとして一級品で、実際にあっ!とかいいね!このアングルもっと見たい~とか画面に言ってる自分がいてめっちゃめちゃ楽しかったです。
ラストの列車とヘリのシーンの背景の緑もいい感じ。随分物騒な核兵器の駆け引きが行われているというヤバさと背景ののどかさのギャップも良いです。
キャストではジョン・トラボルタの存在感が光ります。当初の計画は破綻しまくってて結構主人公にしてやられまくってますけど中盤まではそれなりにやり返してもいるし奥の手的な存在もちらつかせてるのでそんなにヘタレ感は感じられません。ただ最後はボッロボロでしたけど。
紅一点のサマンサ・マシス(リヴァー・フェニックスの最後の彼女)も活躍。この手のヒロインポジのキャラは結構癖がある味付けがされていてイラつくこともあるんですけど、サマンサさんはそんなこともなく好印象ヒロインでした。
また直近に見たロミオ・マスト・ダイにも出ていたデルロイ・リンドー氏も大佐役で出演。やっぱり顔は怖いです。
アクション映画として普通以上に面白い作品でした。