2006年。
ハリウッド版海猿のような感じの映画です。
ストーリーは全体的に普通です。
ケビン・コスナー演じるレジェンド教官とアシュトン・カッチャー演じるエリート訓練生の訓練校時代を描く前半と、両者が同じ職場で救命するのが後半です。
後半になってすぐにケビン・コスナーがやらかし引退を決意。
しかしクライマックスで再登板という感じです。
テンポは全体的に急ぎ足感を感じました。10話くらいのドラマを2時間にしたような。
そのため登場人物→登場人物への気心の変遷が急速に感じられそこに感情移入を阻害する要因を感じました。
ラストはあれですね、アルマゲドン的なベテランの犠牲により若手が生き残るようあの展開です。ロープに二人捕まっていて今にもロープ切れそう、どっちかが犠牲にならないとふたりとも死ぬみたいな状況。バーティカルリミットでも見た覚えがあります。
何度か見た絵面だったので感動シーンになるはずがなんだかチープに思えてきて、またこれか・・・という感のほうが強かったです。
そしてエピローグは生き残った方がちょっと描かれてEND。なんとも予定調和。
新しい発見や驚き等は残念ながら感じられず淡々と進んでいった映画だなぁという印象でした。