映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】パリより愛をこめて(2010)

2010年。

ジョン・トラボルタ主演。リュック・ベッソン原案。

 

表の顔は外交官、裏の顔はCIA見習いエージェントという若い男が主人公(主人公はトラボルタじゃありません)。

恋人もいます。でも裏の顔は隠してます。

やがて敏腕の先輩であるスキンヘッドのジョン・トラボルタとコンビを組み麻薬捜査で派手にドンパチ。

まずはチャイナマフィア、そこからパキスタンマフィアと対決。

偶然恋人と鉢合わせしてバレます。

恋人がそこにいたのは偶々なのかそれとも・・・という流れです。

 

 

感想はいかにもリュック・ベッソン映画だなと。監督さんは違いますけど原案として制作にベッソン自身が関わっています。

 

まずトラボルタがはっちゃけているためそっちに目がいくと思います。オラオラ系でテロリストは女でも容赦なくヘッドショットします。これは単にびっくりするシーンというだけでなくラストへの伏線にもなっています。

 

伏線といえば、チャイナマフィアとの戦いの舞台で背景にマネキンがいっぱいいあるところで戦っていたんですが、単にビジュアル面でそうしたわけではなく、終盤のトラボルタがロケラン持ってカーチェイスするシーンでマネキンがカモフラージュ用の小道具として出てきたり、彼女と鉢合わせしたときに彼女が持っていた布がラストに出てきたりとそれとなーく伏線が貼られていて良く出来てるなぁと思いました。他にももっとあるかもしれません。

 

そしてラスト、ネタバレですがテロリスト一味だった彼女に放った主人公のヘッドショットは余韻があります。彼女への決別でもあり、主人公の成長でもあり哀しくも美しい一発で見応えがありました。

 

以前見た映画で内容もほぼほぼ忘れていましたが軽さと重さのバランスがちょうどよく上映時間もコンパクトなためサクッと見れるというのも良いポイントです。総合的に高得点なアクション映画です。