映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】ザ・ターゲット(1996)

1996年。

チャーリー・シーン主演。

 

主人公演じるチャーリー・シーンが謎の殺し屋に追われ、リンダ・ハミルトン演じる新聞記者とともに真相を探っていくうちに巨悪の陰謀と対峙することになる・・・という感じです。

 

ストーリーは陰謀系ですがイマイチ緊迫感がありません。殺し嫌もドジっ子で元気に水の中でもストーキングしてくる割にはいいとこなしで、中盤は追ってこなくなりアジトで黙々と電子工作をしていたりと怖いというよりかは疑問という感じの殺し屋でした。

 

脚本は大味というか荒削りで最後に殺し屋が大統領のカクテルパーティー的なところに侵入するときも凶器を隠したでかいゲームボーイみたいなのを持ち込みますが、謎のゲーム機を持ち込むやつ=明らかに怪しい、となりそうなものなのにスルーな警備員に対してなんだかなーと思いました。

 

黒幕はキャストからああ多分この人なんだろうなという検討がついてやっぱりその通りでした。

 

ただ最後はオリジナリティーが有りました。謎のゲーム機は殺し屋の最終兵器の一部で銃弾を装填した小型ラジコンヘリで会場にいる人達を乱れ撃ちという予想だにしない展開がありました。タイトルは忘れましたが木製の組み立て式銃でセキュリティを突破した映画がありましたけどまぁそれは予想範囲、でもこれは予想外でした。

ある意味ドローンの先駆け的な発想でそういう意味では感心します。ちょっと時代を先取りしたんじゃないかと。

ただ装填されている銃弾数がアホみたいに多く落とされて派手に爆発したりと演出はお粗末でしたが。

 

あとセリフではチャーリー・シーンが濡れたズボンを乾かしているときにモブが言った「竿焦がすんじゃねぇーよ」というのがちょっと面白かったです。シモネタですが。

 

でも全体的には微妙ではありました。