映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】デッド・カーム/戦慄の航海(1988)

1988年。

無名時代のニコール・キッドマン出演の作品だそうです。

 

夫婦が船旅。助けた男がヤバイやつでした・・・・さぁどうなるという感じです。

 

ストーカーにより夫婦が海を隔てて分断されます。夫:壊れかけの船で一人脱出しようともがきくるしむ。ストーカー:別に壊れてない普通の船という構図。妻はやばいストーカー気質の男に連れ去られてしまい夫が助けに行くのかと思いきや夫はぶっ壊れて今にも沈みそうな船の中に閉じ込められて一向に助けにいく気配がありません。気配というか自分のことでいっぱいいっぱいで助けに行く余裕がありません。

 

妻はストーカーに対して逃げ出そうとしたり歯向かったりしようとしますが力でやり込められてしまいます。そして半ばレイプのような形で寝取られてしまいます。ここでニコール・キッドマンのちょっとした濡れ場があります。

 

それからストーカーを撃退しますが殺しはしません。縛ります。というか本気になれば正当防衛だの言っちゃってストーカーを殺す機会は十二分にあったと思いますがるろうに剣心のように不殺さずな妻(キッドマン)に対して思うところがありました。

 

しかし縛りを抜けられてしまいますが、事前に用意したモリを発射。動きを止めたところですかさずリロードして隙を生じぬ二段構えで犯人は観念。今度は動きを封じた上で簡易式のインフレータブルボートにそいつをくくりつけて流します。ここでも止めをさしません。

 

そして夫を助けに向かいます。まさかの逆です。しかし夫がどこにいるかわかりません。

夫は終盤になってやっと沈みかけの船から抜け出します(おそ)。そして信号弾を壊れかけの船に向かって放ち炎上させます。

遠くの方に火を見たキッドマンは無事に夫を助け、船旅を再開。

 

後日船旅を楽しむ二人。しかしそこにストーカー男が舞い戻ってキッドマンを殺そうとします。

 

さてどうなるか という流れです。

 

 

この後衝撃の展開があり私は爆笑しました。船の帆越しにもみ合いになってる妻とストーカー男のシルエットに夫お得意武器の信号弾を投げつけます。そして信号弾はなぜか犯人の口に入ってそのままチープな合成演出とともに爆発してストーカー撃破。海にぽちゃ。

 

途中まで緊迫感こそなかったもののそこそこ真面目にやっていただけになぜ最後にギャグに走ったのか?その時は唐突にやってきて、なぜ都合よく口に?もしかしてジョーズ!?人間版ジョーズなのこれ?あ、確かに海や!海が舞台!というようなことを思い、思わずなんじゃこれ?と画面に向かって爆笑している自分がいました。

 

流れで見てないと笑えないかもしれませんが個人的には笑撃のラストで久々に映画で笑わせていただきましたので割と好評価なB級映画でした。