2017年。
シリリという子供の宇宙人が乗る宇宙船が野原家に不時着。宇宙人を捕まえようとするも反撃を食らいひろしとみさえが子供に(ひろしは小学生、みさえは幼稚園児)。シリリの父しか治せない。その父は九州にいる。春日部から九州へのロードムービーが始まる・・・という流れです。
ストーリーはSF作品のオマージュが散りばめられています。スターウォーズ、E.T.、Xファイル等です。SFではないですが山姥ネタも。
ストーリーの流れは悪くなく最後まで飽きずに楽しめました。
キャラクターではゲストキャラのシリリという子供宇宙人のデザインが微妙でした。正直可愛くないです。最後まで自分の中ではその姿が浮いていて馴染めませんでした。魔人ブウみたいで。
差別というテーマがありやや大人向けの印象。ラスボスは地球人のことを下等生物と差別していて、地球人もまた彼らの姿に対して差別意識を持っています。自分がシリリの姿に対して最後まで馴染めなかったのもその差別意識からかもしれません。
いままで差別してごめん、めでたしめでたし、というんでもなくラスボスの口からは最後の最後までそういった謝罪等の発言はなくフェードアウト。
エンディング後の展開がちょっとした物議のようです。シリリの母がやってくるシーン。野原家(物理的な家)を宇宙船で踏み潰すわけですが何も考えないと、家を修理してやっと出直しという時にまた修理・・・みたいな泣きっ面に蜂的なギャグで終わるんですが、真面目に考えると・・・というものです。
私はギャグとして受け取ったのでふ~んという感じでした。というかシリリはいつ帰るんだろうとエンディングが流れている時にずっと考えていました。
ひろしとみさえが子供になったりと普段のクレしんでは見られないことが起きていたのでそこそこ楽しめました。