映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!(2007)

2007年。

 

宇宙から変形する爆弾が落ちてきてシロ(犬)のケツに装着。

その爆弾を巡ってシロごと爆弾を宇宙に飛ばそうとする組織、テロリストの歌劇団、野原一家の三つ巴の争奪戦が繰り広げる・・・みたいな感じです。

 

まずお色気要素が多めです。露出度高し。

宝塚歌劇団っぽい人たちが出てくるのでミュージカル調になります。

声優を担当された戸田恵子さんの歌唱はうまいなぁと普通に思いました。

 

野原一家の愛犬シロにフォーカスした作品でしんのすけとシロの友情がメインで中盤には感動シーンもあります(フランダースの犬っぽい)。

シロが宇宙に飛ばされることをひろしとみさえが仕方ない・・・そうしたくないけど・・・というところでシリアスになります。

最後はひろしが男泣きしまくります。

 

犬が宇宙に飛ばされるということでライカ犬を思い出しました。ライカ犬のことはマイライフ・アズ・ア・ドッグ(1985)という映画で知りました。この映画はなかなか良かった覚えがあります。

 

 

全体の感想としてはストーリー展開の雑さを随所に感じました。そのためなのかはわかりませんが制作側との温度差を感じました。勝手に盛り上がってるなぁと。

あとは切り札とも言える動物と子供の友情を描いた作品の割にはそこまで感動はありませんでした。場面場面ではいいシーンもあったんですけどね。でも全体的には演出も甘い感じがします。

 

もっといくらでも料理のしようがありそう、惜しいという領域にすら達していないという残念な作品という印象でした。もうちょっとブラッシュアップして欲しかったところです。