映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】トリスタンとイゾルデ(2006)

2006年。

 

中世ものです。

 

ロミオとジュリエットみたいな物語です。

中世バトルものかと思いきやどちらかというと色恋沙汰がメイン。マッツ・ミケルセンのロイヤルアフェアっぽいと思いました。隠れて不貞をする男とおえらいさんの妻みたいな構図。

 

冷えたイケメンの体を全裸になった女が温めるという中世ならではのイベントもあります。

 

自分大好き肉食系女子が場を引っ掻き回しているという感じの映画という印象です。当方昼ドラ系はそんなに嫌いじゃないので○ッチ!とかそういう嫌悪は特になくいるいるみたいな感じで見ていました。女ってそういうもんだし・・・という開き直りも自分の中に正直あります。ハリウッド映画でも大和撫子みたいな女性はほぼいずだいたいそんな感じですし。

 

彼女の立場に立ってみると毛むくじゃらの大男(と知らされていた将来の旦那)よりは細身のイケメンになびいてしまうのもまぁ理解が出来ます。そして性欲には抗えず・・・となります。女性の方が積極的に誘っていました。

この後トナメが開かれ主人公がそこで勝てば問題なく愛しの彼女をゲット・・・となるもののとり違いにより失敗。愛しの彼女は他の人に嫁ぐ方向性に。

 

しかし嫁いだ先でも日常的に二人は不貞。王様はロイヤルアフェアのように主人公のことは信頼していて影で裏切っているとは微塵も思っていません。

ロイヤルアフェアの王様とは正反対のいい王様でいいヤツなだけに何かかわいそうでした。

 

終盤、今生の別れみたいな感じで主人公は彼女(+侍女)を小舟に乗せて送り出し劇的な別れをしま。主人公はお役目を果たすことになり、無事役目を果たし自分の犠牲とともに王様を守り、王様も感動するわけですが、その後なぜか彼女がUターンして戻ってきて亡骸に向かって悲しむみたいな終わり方をします。

 

映画ではこのように主人公の末路は悲劇的なものでしたが、原作では生き延びて別の国で結婚して幸せになるみたいです。

 

ちなみに幼少期のトリスタン役でメイズ・ランナーでニュート役をやっていたトーマス・サングスターが出ていました。まだ小さく可愛かったです。