映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】ジェイソン・ボーン(2016)

2016年。

マット・デイモン主演。

いわゆるボーンシリーズの続編のようです。

 

一応ボーン3部作は見ています(ジェレミー・レナーのレガシーは見てません)。

ただ、内容はおぼろげにしか覚えていません。アイデンティティは独特の緊迫感のなか記憶を取り戻しつつ手がかりを探っていくというのが面白くて主人公無双なのも良かった記憶がありますが、そういうのは今作にはなかったかなぁと。

 

ストーリーはまずボーンが常に狙われ追われています。追っているのはCIAのおえらいさんのトミー・リー・ジョーンズとそこに属しつつも個人的にボーンに恨みがあるヴァンサン・カッセルです。ボーンという存在が組織の根幹を揺るがす存在なのでこっそり消そうとしているという感じです。あとは組織に協力していたグーグルの社長的な人がいつ秘密を暴露するかわからないという状況なのでこっちも狙っています。

 

THEヒロイン的な存在はいませんが、敵組織に属しつつも成り上がりのためにボーンに協力的な姿勢を見せる野心的な女性がいますが、ラブな雰囲気には一切なりません。なので硬派な印象を受ける作品です。

 

過去作は見ていなくてもそれなりに楽しめそうですが見ているとより楽しめそうな気もします。

 

感想は、可もなく不可もなくといったところでしょうか。おそらく過去のボーンシリーズと比較すると見劣りせざるを得ないという出来と評価する人が少なくなさそうですが、一つのアクション映画としてみると及第点といったところでしょうか。

 

最後のカーチェイスのむちゃくちゃぶりが印象に残りました。大量の車を破壊しまくったりカジノに突っ込んで走り続けたりと過剰すぎる大惨事っぷりが笑えます。

 

残念なのはカメラワークですかね。ラストの肉弾戦もそうですが全体的にカメラがゆらゆらしていて視覚的に疲れます。

 

思ったより悪くはないけど偉大なシリーズ過去作との比較、名作アクションと比較すると流石に落ちるなぁという感じの作品でした。

 

余談ですがマット・デイモントミー・リー・ジョーンズもハーバード卒だそうです。