映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】シュワルツェネッガー/プレデター(1987)

1987年。

シュワちゃん主演。

最初のプレデター

以前一度見たことがある映画です。多分2013年くらいに。

 

宇宙からの来訪者が地球のジャングルに飛来。

偶然そこで任務中だった小隊相手に狩りを始めます。

その小隊のリーダーがシュワちゃん

さて彼らは無事に生き残れるのか?

というような流れです。

 

ストーリーは実にシンプルです。地球以上のテクノロジーを持つであろう異星の宇宙人VS地球人の軍小隊の戦いを描いています。男だらけの登場人物の中に紅一点で人質女性がいる、そんな男臭さ満点の世界観です。

 

この映画は良いですね。緊迫感があります。ステルスで透明化し背景に溶け込む能力に殺傷力抜群の光弾やビームを発射してくる相手というのはちょっと間違えればチープに成り下がってしまうもんなんですが、緊迫感を維持できているのはすごいです。いつどこから襲われるかわからないという恐怖心を小隊メンバーと共有できたことが高没入度の要因でしょう。

 

ただ、最終的にはシュワちゃん無双となり他メンの扱いがおざなりで所詮脇役という印象を持ちました。特にビリーはなんかすごそうなのに秒殺でしたし。

とは言え、シュワちゃんという大主人公をめちゃめちゃ活躍させようと思ったら他メンの貢献はむしろ邪魔かもしれませんので、すっぱり大活躍するのはシュワちゃんだけ、という判断は良かったのかもしれません。

 

それに、前半で小隊メンバーの実力が並じゃないということが描かれているので、そんな強いやつらをいとも簡単に秒殺で葬っていくプレデターの強さ、怖さを伝えることにも繋がっています。

 

クライマックスの全身泥パックからの罠や武器製作パートからは盛り上がりも最高潮となりそこからラストの攻防、ガチの肉弾戦へと繋がり、大団円へ。

 

中盤から加速度的に面白くなりクライマックスも良かったのでかなり楽しむことができました。

ただ、現代っ子が見るとチープなCGとシンプルすぎるストーリーに対して肩透かし感を感じるかもしれません。無用な心配かもしれませんが。

 

印象に残ったセリフは「なんて醜い顔なんだ・・・」(プレデターの顔をみたシュワちゃんの感想)です。