映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】ボーン・コレクター(1999)

1999年。

デンゼル・ワシントンアンジェリーナ・ジョリー

猟奇連続殺人事件を題材にした映画です。

羊たちの沈黙系ですね。

 

この映画多分10年以上くらい前にテレビで見たことがあります。割と真剣に見ていたためかストーリーと犯人はだいたい覚えていました。

 

結構面白かった記憶がありますが、今見ると正直そうでもありませんでした。

 

主人公は病気でベッドの上から動けない警察の頭脳担当みたいな人。デンゼル・ワシントンが演じています。

彼の手となり足となり動く若い女性捜査員がアンジーです。

二人とも現在でも活躍しているため現在と比較して若いなぁと思いました。

 

今の地位がすごいというのもありますが助手というポジションのアンジー

そこに若干の無駄遣い感を感じました。ただ出番自体は結構多いんですよね。

 

頭脳明晰な主人公がベッドの上で証拠品、証拠写真、その他資料から人質の行方、犯人探しをしていき、現場には助手ポジションのアンジーが彼の足となり手がかりを見つけるという感じです。昔日本のドラマであったリモートという堂本光一深キョンのドラマをちょっと思い出しました。

一歩も動かず犯人を割り出すという天才捜査官っぷりはそれなりに描けてますけど、え?こんなところから犯人にたどり着くの?まじびっくり!っていうような具体的なエピソードはなく、体の芯からすげーって思うようなものが残念ながら伝わってきませんでした。まぁそこが一番難しくて脚本の腕の見せ所なんですけど。

 

猟奇殺人系ということで、殺し方はエグいです。蒸気で女の人を殺すシーン(と最後の犯人お披露目)は覚えていて、ああこんなシーンあったなと記憶が蘇りました。

次のネズミに食わせるというのもエゲツない殺し方でしたが、三組目の被害者は水攻めと割と普通でした。

 

犯人は初見だとまずわからないと思います。

あと婚約者の扱いが今見るとちょっと酷い。生きてるかと思ったのに。

 

そんなこんなで、今見ても割と楽しめるものの傑作という感じでは残念ながらありませんでした。