映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】リーサル・ウェポン(1987)

1987年。

メル・ギブソン主演。

 

妻に先立たれて自殺願望ある刑事が主人公。リーサル・ウェポンと後に呼ばれるくらい銃の腕前はピカイチです。

そんな彼が黒人の50歳の刑事とコンビを組んで娼婦殺人事件の捜査を開始。

 

単なる殺人事件ではおさまらないほどの巨悪が背後に隠れていることが判明。

二人は立ち向かう。という感じです。

 

名前は聞いたことがある作品ですが初見でした。

 

感想はアクション映画としてとても面白かったです。

序盤のダレがちなところも飛び降り自殺未遂男とホントにダイブしゃちゃうというびっくりエピソードであれ?この映画ひょっとしておもろいんじゃね?と思わせることに成功しています。

 

それからベトナム戦争時代の軍人が麻薬組織みたいになっていることが判明して組織の一員だったおエライサンと接触していた主人公二人が狙われ、黒人刑事の娘が誘拐。取り返すために砂漠で対峙、手榴弾で脅した隙きにメルギブが隠れて狙撃するものの失敗。拷問タイムからの脱出、路上でカーバトル、最後は肉弾戦とアクション映画の王道を貫いています。

 

コメディー要素もバランスよく配合されていて80年代アクション映画の王道という作りで最初から最後までダレることなく楽しむことができました。

 

それにしても最後にメルギブとラスボスが肉弾戦するところで、刑事が仰山周りにいてラスボスほぼ詰んでるのに総合格闘技の試合のように戦わせているという点が急にシュールに思えてきて笑えてきました。黒人のおっさん刑事がなんかセコンドに見えてきます。ラスボスが長い棒で襲ってきたときもおっさんが警棒を差し入れてチャンバラが始まったりといろいろ面白いです。

 

最後も蛇足もなく爽やかに終わって見終わった後に爽快感があります。

普通に良作でした。