2020年。
第93回アカデミー作品賞受賞作品。
の割には個人的にイマイチでした。ただ取りそうな感じはしました。過去の受賞作見ると。
生活できるように改造した自車でアメリカ中を旅して旅先のアマゾンとかマクドナルドみたいなところでバイトして生活費を稼ぎながら旅する「年配の人」たちの日常を描いたドキュメンタリー風映画です。
まず何の事前知識なしで見たため、なんでこの人たちは好き好んでこんな漂流民みたいなことをしているんだろう?と思って見てました。
見終わった後にWIKIPEDIAで概要を見るとリーマンショックとかサブプライムローン破綻とかで家を失った人たち=ノマドということで別に好き好んで(中にはそういう人もいるのかもしれませんが)そういう生活をしているというわけじゃなく、仕方なくそうせざるを得なかったんだなぁということがわかりました。
ザ・ノンフィクションでキャンピングカー生活の人のドキュメンタリーがあり、そういう感じかと思いましたが登場人物が全然楽しそうじゃありませんでした。でもWIKIを見てなんで暗い演出で、登場人物が楽しそうじゃないのかわかりました。
ザ・ノンフィクションと言えば漂流家族というのがありまして、そっちのほうが面白かったですね個人的には(竹下家)。
全編暗いテイストで日常系のため危うく寝落ちするところでしたので鑑賞の前日はちゃんと寝ておくことをおすすめします。
見る側の世代とか住んでいる国にも結構左右されるかもしれません。アメリカ在住で年配の方、同じ境遇の人とかは胸に来るものがあるのかもしれませんが、私自身は国も年代も境遇も違うため全くと言っていいほど主人公に感情移入することができませんでした。
ただ主演の女優さんの演技はなかなか良かったと思います。