映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】フライト・オブ・フェニックス(2004)

2004年。

デニス・クエイド主演。

 

航空機が周りに何もない砂漠に墜落。生き残りの乗客はこの絶体絶命の窮地をどうするか?という感じのストーリーです。よくある感じのサバイバル系な感じですかね。

一人やばそうなやつがいて、でもそいつが飛行機の修理には必要でこいつを中心にだんだん場が荒れていきます。生命線と言える残り少ない水をめぐる諍いあり、フラストレーションで銃が飛び出し一触即発になったりとよくある展開を経由し、飛行機を修理してここを脱出するという僅かな希望にすがり作業を進めていきます。中盤はその光景が描かれます。そして砂漠の部族と一線を交えたり、犠牲が出たり・・・という「転」があり、ついに修理完了。しかし砂嵐に埋まってしまう・・・さてどうなるか?という流れです。

 

感想はまず、金髪クソメガネがなかなかいい味を出しています。ただのクソ野郎じゃなくなんやかんやで結果は出してますし、終盤には主人公とも打ち解け、周りとの空気も改善。更にピンチに体を張る活躍シーンも用意されていて、結構美味しいキャラだなぁと思って見ていました。

 

最後は5発のエンジンチャンス(5回分の火薬しか残ってなくて、5回以内にエンジンが稼働しないとゲームオーバーというシチュエーション)はなかなか盛り上がる展開、ただラスト2発目くらいでかかってしまったため、ラストでかかるんじゃないか~い!とちょっと突っ込んでしまいました。

 

そして「転」で出てきた砂漠の部族が集団で襲ってきて、あ、この脱出劇があるからとっておいたのね、と勝手に納得しました。

最後は爽快感のある終わり方。ちょっとうまく行き過ぎ、予定調和感も感じましたが、まぁ及第点です。

 

何度も見てはその度忘れる作品でしたが、今見るとそれなりに面白いですね。