映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】オーバー・ザ・トップ(1987)

1987年。

シルヴェスター・スタローン主演。

 

スタローンが父親を演じるコテコテの親子モノです。

10年ぶりに再会した父と息子が最初はぎこちないけど、いっしょに時を共にしていくうちにだんだん打ち解けてきて紆余曲折あるけど最後はいい感じに・・・というのはヒュージャックマンのリアルスティールっぽいです。リアルスティールのジャックマンの役は最初マジで糞でしたが、こっちのスタローンお父さんは最初から親子関係に関してはまともで、普通に息子に愛情を注いでいます。

 

ぼっちゃん育ちの息子がスタンド・バイ・ミーキーファー・サザーランドみたいな地元のワルと腕相撲をして負けて、逃げたところを、励ますシーンとかいいですね。あとトラックを運転させてやるシーンとか。まさに古き良き親子もののロードムービーという感じです。

 

リアルスティールではロボットとシンクロしてバトルするトーナメントみたいなのを題材としていましたが、このオーバーザトップではアームレスリング(腕相撲)の大会があってそこで優勝すると富と名声が手に入るという事になっています。

 

ややもするとしょぼいと思いきや、結構盛り上がります。スタローンの腕の太さの倍はありそうな巨漢のチャンピオンとの対戦がクライマックスにありますが、お互い鬼気迫る表情と汗で、観客たちのボルテージもMAXなため結構アツいです。

 

最後は王道のエンド。オーソドクスですが、雰囲気がよくストーリーも及第点、みんなが期待するラストということで、結構良かったですね。