1995年。
ジョニー・デップ主演。
突然拉致られたジョニー・デップとその娘。その犯人は時間内に知事を殺せ、さもないと娘を殺すと脅してきます。
さぁどうするジョニデ、という感じです。
まずなんだか設定がおかしいです。知事暗殺計画の実行犯にそこらへんの素人をスカウトするというのが謎です。めっちゃ不確実。いくらでも穏便に殺す方法あるでしょうに。殺しのプロに依頼するとか。
そういう設定のガバさが気になってなかなか本編に集中できません。
とはいえ、ツッコミどころを追っていくとそれはそれで面白いです。ストーリーは設定のガバさによりふわふわしていますが、つまらなくはありません。めちゃめちゃおもしろいというわけでもありませんが。
脇役(ターゲットの知事含め)がみんないい人ばかりでほぼ初対面な主人公に対してみんな好意的で協力してくれます。下手したら殺されるかもしれないのに。ここもまたツッコミどころですが、いい人は見てて不快じゃありませんし、これはこれでありっちゃありです。
特に義足の黒人の人はそんないい人軍団のリーダー的存在で娘救出の立役者として最後に大活躍します。
黒幕的な爺さんが最後にまんまと逃げるという点でラストの勧善懲悪爽快感はイマイチ。稚拙な脚本の中でも時に面白いとこなんかもあったり、ツッコミどころで笑えるポイントが多々あったりで邪道的な楽しみ方もできる映画でした。