2016年。
佐々木蔵之介主演。
今作は参勤交代というより、全編を通してバトルという感じです。
前作のラスボスの陣内孝則と直接対決という感じです。
前作の襲いかかってくる刺客たちをバトルで跳ね除けるみたいなシーンがメインのためるろうに剣心みたいです。
ただ、全体的に予定調和感があります。というのも、佐々木蔵之介たちは三枚目を演じていてもめちゃくちゃ強いからです。あんなにチャンバラやっててほぼ無傷で勝利するもんですから緊迫感はありません。
ちょっと骨のありそうな敵キャラの渡辺裕之も強キャラの仲間・寺脇康文はあっさり勝利。
血なまぐさい剣撃(ぶった切ったり、突き刺したり)はあるものの血の表現はほぼない(血しぶきとかなし)なので血生臭くはないです。
ラストバトルも現実ではちょっと考えられないようなあっさり感。陣内孝則も打ち首獄門みたいなことにはならず、なんか逃げられた感があります。前作よりもう逃げられん感はありますが。
なので、緊迫感を求める人よりかは、家族みんなで見られるファミリー時代劇を求める派の人向けの作品なんじゃないかなと思われます。
見どころは渡辺裕之と寺脇康文の入浴シーンですかね。渡辺裕之の鍛え抜かれた肉体美。
深田恭子のキャラは丸くなったまま普通で添え物という感じでめっちゃ普通になっていました。
参勤交代という個性が薄れ普通のバトル時代劇になっちゃったかなというのが全体的な印象です。