映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】天使のいる図書館 (2017)

2017年。

小芝風花主演。

 

20歳くらいの司書が主人公。自転車に乗るときはヘルメットを被り、人との受け答えは機械のようで知識がやたら豊富な一風変わった頭でっかち系な性格です。

恋愛小説は嫌いとか恋愛は性欲を美しくしたもの、とか言うことの端々にひろゆき的なものを感じます。

ショムニ宝生舞みたいなキャラみたいです。

が本人に悪意はないため、天然系です。

共感性が低く、突っ走ってしまうんですが、悪気はないため嫌な感じはしません。

自閉症とかADHDみたいなんですが、オフ(家の中)ではスイッチが切り替わり言葉遣いとかは普通になります。

 

特筆すべきは小芝風花さんの演技で摩訶不思議なキャラを自然に演じていたと思います。

後半はその変人っぷりがなりを潜めていき、終盤にはなんか普通だなぁという感じに。展開もそれと同様で前半はワクワクさせるものがありましたが、後半は展開が読める上に、テンポもスローのお涙頂戴路線で退屈も感じました。

 

ストーリーは凡庸、主人公のキャラ、演技している人はなかなかと思いました。基本的に安心して見れるほんわか系ですが、主人公の変人キャラを全開のまま終始コメディのほうが個人的には好みですね。おばあちゃんを通して主人公の心情が変化していきますが、お涙頂戴路線じゃなく、コメディ路線でもうまく料理してやればできたんじゃないかと思います。

 

後半にやや物足りなさを感じる作品でした。