1985年。
80年代に作られたSF映画。初見。
見た感じセットの感じはなんとなくトータル・リコールぽいなと思いました。
偶然の出来事から主人公の人生がカオスになっていく様子が描かれます。
全体的になんか変な夢でも見ているような感じで終盤は更に加速していきなんとも言えないエンディングを迎えます。
若返り手術で見るたびに顔が変わっていく母親、警察のような機関の無茶振り、癖のある赤い服の修理屋二人組、テロリストのリーダー・ロバート・デ・ニーロ、やたらダクトの多い室内、極太ホースの掃除機、SFなのに紙でやり取りするアナログ情報伝達システム、夢の中では羽根(+豊富な髪の毛)を生やして空を飛び回る神話の英雄になって、鎧武者みたいな敵と戦ったりといろいろ狂っています。
なので監督の個性をビシビシ伝わってきてこちらの頭もおかしくなりそうです。
大筋は主人公が一目惚れした女をただただ追っかけるだけな気もしますが、最後に洗脳がどうとか言っていたので最初から最後まで主人公が見ていた夢なのか、途中監禁されるところまでが現実でそこから洗脳なのか?とかいまいちよくわかりません。
一回観ただけじゃ全部をすくい切れない感があり若干消化不良気味です。
ただ、”なんかすごいものを観た”感はあり、感性を揺さぶられる感じはしました。