映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】マチルダ(1996)

1996年。

親兄弟から虐待を受ける6歳の天才少女が主人公です。

舞台は学校に移り、虐待大好き校長先生(ミザリーの人をを更にガチムチにしたようなおばはん)をやっつけろ!みたいな感じです。

 

なんとなくキッズ・ウォーを思い出しました。

今の時代では完全にアウトな映画です。

登場人物の数々の虐待、暴言に思わず頭がクラクラしてしまいました。

普通に不快です。

虐待部分はコメディーなノリでオブラートに包まれていますが、暴言部分は普通に酷く、子供に豚だのクソだのPTAが黙っちゃいない内容になっています。

 

最後におばちゃん校長がやられますが、「それもまたいじめ」な図で悪がやっつけられているシーンにも関わらず胸糞悪かったです。

 

主人公が天才少女設定と超能力少女設定を兼ね備えていてチート感があり超能力が出てきたあたりから本格的に萎えてしまいました。

 

これならまだホームアローンのほうがすっきりします。

両親改心することなく、お気に入りの先生の養子になるというのも、はぁ~という感じです。まぁ、あの両親が改心するというのはありえませんけど。

 

太った子供に無理やりチョコレートケーキを食わして、ギブアップしそうになるとクラスメートたちが松岡修造的なノリでやればできる!と応援し、太っちょ子供が本気を出して全部たいらげてUSA!USA!になるというのもなんかそこ違うでしょみたいなズレを感じました。

 

最初は設定をわかりやすく説明して面白そうな感じがした子供映画でしたが、だんだん微妙になっていき、見ていて不快なシーンばかりだったので、微妙評価です。