映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】ブレーキ・ダウン(1997)

1997年。

カート・ラッセル主演。

 

ハイウェイを走っていたら色々あって車を修理することに。妻だけ他の人のトラックに乗って修理屋を呼びに行くが、一向に戻ってこない。さてどうするという感じです。

 

前半はどこかスピルバーグの激突を思わせるようなテイストです。この作品はそのテイストの中にミステリー要素や追跡、トラックの裏にしがみつくなどのアクション要素を入れ込んだような作品になっています。

 

妻が神隠しにあった謎は中盤に明らかにされますが想像の範囲内でした。ただ、地の利的にも敵が圧倒的に優位という状況の中のカート・ラッセルの頑張りは予想以上でした。

 

ラストは盛り上がり、大型トラックがバラックに思いっきり突っ込んだと思ったら、主人公が車で逃げ、競馬のレースのような三方を敵たちの車に囲まれつつ体当たりされます。そこからラスボスの乗る大型トラックに橋上で落とされそうになり、トラックが主人公の乗る車にまたがり、車がバキバキのボコボコにスクラップになっていく光景は迫力があり、そこからお決まりの最後の肉弾戦(空中戦)が始まり・・・という具合にアクションパートに光るものがあり興奮します。最後に取る奥さんの行動も容赦なし。

 

設定にガバがあったりご都合主義ありとストーリーにあらが見受けられますが、そんな細かいことはほっておけ!というくらいにアクションや展開の速さに勢いがあり中々良かったです。