2021年。
高畑充希主演。
福島のとある潰れかけの映画館を立て直す25歳くらいの女性が主人公。
なぜ立て直そうと思ったのかを劇中で描きつつ、進行させていくという流れになります。
普通に良い映画でした。
特に先生役の大久保さんが良かったですね。大久保さんは時々女優っぽいことをしていた記憶がありましたが、がっつり女優やっている姿を見るのは初めてでした。
違和感なく男運のない世話好きの女教師という役柄を好演していたと思います。
最後は全部まるっと解決するため、ハッピーな感じで終わります。
ただ、ちょっと強引かなぁとは思いましたが、この映画の肝の部分はそこにはないのでまぁ良いでしょう。
というかこの映画には真の意味で悪い人は登場しません。
映画館を取り壊そうとしている社長も、地元の人の雇用や憩いの場を提供するという理由で総合レジャー施設を建設しようとしていますし、主人公の疎遠だった父親も金の無心と娘を突っぱねますが、なんやかんやで娘のことを思っています。
刺激には乏しいものの、安心して見れる映画なんじゃないかと思いました。