映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】未知との遭遇(1977)

1977年。

スピルバーグ作品。

 

名前は聞いたことありましたけど初見です。

 

ストーリーは異星人の信号をキャッチした主人公がまずおかしくなってしまいます。ある一つの形状に執着するようになり、家族は家を出ていってしまいます。そして偶然の産物でその形状がデビルズタワーと言われる独特の形をした山であることがわかり、そこに同じくUFOを見た女性と急行します。

 

たどり着いた先にはアメリカの何らかのプロジェクトチームの人たちがいました。

主人公の他にも信号をキャッチしたらしき人たちがいました。

チームの人たちはこれから起こるなにかに備えているようです。

 

民間人に見られては不都合なので山に登ろうとする主人公たちを眠りガスをヘリから噴射して邪魔しようとしますが、なんとか主人公たちはこれからUFOが来る現場に来ることができました、さてどうなるかと言う感じです。

 

 

感想はストーリーはないようなもんだけど、後半からの圧巻の映像美に釘付けになるという感じでした。

なんとなくコンセプト的にゼロ・グラビティみたいな感じですかね。

 

デビルズタワー内部にたどり着いてからは大立ち回り等なく、淡々と丁寧にUFOとの接触を長い時間かけて描写します。

私はこの儀式のような宇宙人との接触シーンを見て心地よい緊張感とどうなっていくんだろうという期待を感じました。なので途中で倍速再生しようとは思いませんでした。

 

マザーシップが登場してからの映像はまさにこの映画の頂点と言うべきもので、今から45年くらい前の映像なのに見入ってしまいました。UFOの底面とか細かく作られていてこれはどうやって作ったんだろう、どうやって撮影したんだろうとか考えてました。

 

ラストはE.T.とは対照的ですね。やっぱり家族はどうなってしまうん?みたいなことは若干思いましたが、その場の雰囲気に飲まれてロマンを優先したんだな・・・と思うことにしました。

 

ストーリーはなく宇宙人とのコンタクトを淡々と描いた作品ですが、今見ても見応えはあり、映画史に残る作品なので見てよかったと思いました。