映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】風の谷のナウシカ(1984)

1984年。

宮崎駿監督。

 

腐海と呼ばれる森が瘴気を発し毒が蔓延してる世界。マスク無しじゃ生きてけません。風の谷は風に守られて大丈夫。風の谷にナウシカという16歳の少女が住んでいます。みんなの人気者やさしい子です。

 

ある日トルメキア王国に拉致されたペジテの王女のラステルと巨神兵の胚を載せた輸送機が巨神兵の胚があまりに重すぎて墜落。ちかくにナウシカいました。ラステル死去。死去前にメッセージ。巨神兵の胚を燃やせと。トルメキア皇女クシャナは風の谷のやつらに撃墜されたと勘違い。風の谷占領。ナウシカは暴れたため捕虜に。輸送。その途中謎の戦闘機に急襲。ラステルの双子の兄弟アスベルと出会う。流砂で下に。そこで腐海(木々)が毒性のある大地を浄化してることを悟ります。

 

その後ペジテ市が蟲を利用して風の谷に駐留しているトルメキア軍を襲わせる計画が実行に移され、一方で風に谷のトルメキア軍も未完成の巨神兵を出して応戦して大戦が勃発。

ナウシカは餌にされている蟲を助けるために命を張り最後は命を放り出して止めようとします。それを認められ蟲たちに認められ伝説になります(復活)。

それからは復興に向かう・・・そんな感じです。

 

 

有名な作品でタイトルは聞いたことのある作品で作中のランランララランランランみたいなBGMも聞いたことがありますが実際に見るのは初めてです。

 

感想は完成度たけーな、宮崎駿やっぱセンスあんなというようなことを思いました。各国間における人間ドラマを描きつつもメッセージ性、テーマ性もあり話も手堅くきっちりまとめています。人類滅亡後の世界を描いた映画は何作か見たことがありますがそれらと比べても引けを取りません。制作された年代を考えると驚くべきことです。古臭さも感じられません。子供向けというよりガッツリ大人向けという印象も受けました。

演出ではここぞ!という時にインパクトあるカットになったりとメリハリを感じます。

あと後の様々な作品に影響を与えているであろう片鱗も感じ取りました。

 

キャラは基本的にみんないいですけど、個人的にはトルメキア国の参謀のおっさんのキャラが結構いいですね。あわよくば的なものを期待しつつもそれが駄目っぽくなるとやっぱね・・・というように深追いせず分相応をわきまえた潔さがいい感じです。

 

100年後でも200年後でもその時代に十分通用しそうな作品です。