映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】名探偵コナン 黒鉄の魚影(2023)

2023年。

コナン映画。

 

全世界の防犯カメラ、老若認証と灰原の正体と居場所が黒の組織(ってかジン)にバレるかもしれない、それで視聴者はハラハラドキドキ的なのをテーマに制作されたんでしょうかね。

でもこの手パターンだと最終的に映画だからバレないってのが既定路線っていうのがわかっちゃってあまり機能しなくなってしまうように思います。

 

灰原はウォッカまでいっちゃいますが、所詮彼はジンの腰巾着なのでそこまでドキドキはしません。優秀な逆スパイの人もいますし。

でやっぱりジンと鉢合わせなんてことにはなりません。

 

今回のゲストボス的な立ち位置の黒の組織の人も同様に途中でコナン=工藤新一なことに組織初で気づきますけど、ジンに電話でそのことを後で会った時のお土産的な感じで口にしないまま爆発に巻き込まれて死にます。

彼が死なないとそのうち工藤新一がコナンであることにジンが気づいちゃいますので、このゲストキャラが物語終了までに死ぬことはもう視聴者にバレバレです。

そして雑に処理されてました。

 

後、終盤の灰原の脳内お花畑劇場がなんか気持ちが悪かったです。人工呼吸で私達キスしちゃったのよとか心の中で呟いたり、唐突に蘭にキスして、灰原経由の間接キス?みたいな事になってサブイボが立ちそうでした。

 

長いですがストーリー展開はミステリーよりアクションに舵を切っているため適当に肩肘張らずにスマホでもいじりながらでもついていけます。コナン劇場版はアクション比率のほうが多いので適当に見るにはやっぱりいいですね。