映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】激突!

スティーブン・スピルバーグは天才です。なにせ彼が25歳の時にこの映画を作ったのですから。

 

ストーリーは至って単純。トレーラーを追い抜いた主人公の車が延々ストーカーされて殺されかけつつもなんとか生き延びトレーラーを崖から突き落とすだけ。

 

まず演出が神がかっています。一体何を考えているかわからないことの恐怖が伝わってきます。

トレーラーの運転手の腕や手は映りますが、顔は視認出来ないように演出されています。

このことによってトレーラーがまるで生き物のように襲ってくる感が出ています。

 

犯人はスクールバスを助けて助けてあげたりと基本的に主人公以外にあまり迷惑をかけてませんでした。そこがよかったんですけど、次の爬虫類を飼っているおばさんのシーンでそこをめちゃくちゃにして思いっ切り迷惑をかけていた点が少し残念でした。

 

最後に崖から落ちるシーン。普通の映画なら崖から落ちたトレーラーを派手に爆発させるところですが、この映画では爆発せずに激しい砂煙を立ててスローで落ちると言う演出になっています。

 

犯人の目的が何かわからないで終わります。でも見ごたえは十分です。

主人公はその後あの崖からどうやって帰ったのか疑問です。

 

一説によるとトレーラーを使って同様の行為を行なって運転手を殺してきた連続殺人鬼とも。

 

古い映画ですが楽しめました。