映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】アンタッチャブル (1987)

1987年の映画。

 

舞台は1930年代アメリカ。禁酒法時代の話。

 

当時闇市場を牛耳っていたアルカポネを逮捕しようとするチームの物語。

敵役はアルカポネでロバート・デ・ニーロが演じてます。

 

主演はケビン・コスナーで連保捜査官。警察の人はだいたい買収されています。操作情報は基本的に犯罪グループ側に筒抜けのため、最初のミッションも筒抜けで失敗して笑い草にされてしまいます。

 

失意の夜、ショーン・コネリーという万年巡査のような警官に出会います。信用できる人物としてチームに招きます。

それから若手の凄腕アンディ・ガルシア経理の人が仲間になります。

 

この4人で捜査します。ある日密売組織の橋の上での取引を摘発します。

そうしたら経理の人が殺されてしまいました。そこにはタッチャブル(手は届くぞ)という脅し文句の血文字が。

 

一時は奥してしまうコスナーでしたがコネリーに説得されます。

そのコネリーも夜襲にあいます。

銃弾を全身に受け絶命する前にコスナーに帳簿係の居所を伝えます。

 

帳簿係をゲットするミッションはこの映画のひとつの見所です。

帳簿係がくるという駅の階段。そこにはベビーカーをひいて階段を登ろうとしている女性がいます。この女性が何をするにも時間をくっていてやきもきします。

コスナーからしてみれば邪魔すぎです。これから戦場になるところにこんなのがいるんですから。

 

しかしコスナーは見ていられずベビーカーを押すのを手伝います。

階段の上のほうまできてもう少しというところで敵のお出ましです。

コスナーは銃をぶっぱなし敵を仕留めたことをきっかけに銃撃戦がはじまります。

 

ここからスローになります。

階段をゆっくり落ちていくベビーカーと駆け巡る弾丸という印象的なシーンです。

母親もこけて赤ちゃんの乗るベビーカーに手を向けます。

そして最後にガルシアがスライディングでベビーカーを止めるところで一段落。

 

コスナーがガルシアが帳簿係を人質にしている男に銃口を向け膠着状態になります。

緊張状態が続きますが、コスナーの合図で凄腕のガルシアが見事に仕留めます。

 

裁判がはじまります。帳簿係が証言しますが陪審員が全員買収されている状態なのでデ・ニーロは余裕です。

コネリーを殺した白スーツの男が法廷に銃を持ち込んでいることを警備員に告げたことからチェイスがはじまります。

そして屋上での銃撃戦。

ロープで下に行ってる白スーツを撃つか撃たないかで迷います。コネリーの仇を討つチャンスですがそれは法的には許されないことだからです。

結局引き上げた後拘束しますがそこで白スーツがめっちゃ煽ったためコスナーに突き落とされてしまいました。そして下にあった車に激突。死んだかギリ生きてたかはわかりません。何れにせよ重症です。

 

最後はコスナーが裁判長一人に事実を打ち明けます。しかし裁判長はどう動くかわかりません。あとは神頼みならぬ裁判長頼みです。

 

裁判長がどのような行動に出るのか?

裁判長のとった行動は陪審員を全員入れ替えるというものでした。このことに焦ったデニーロは怒り錯乱し暴れだします。

ここで面白いのはデニーロがわーわーうるさい法廷で聞こえてないふりして煽るところです。最初は本当に聞こえてなかったのかもしれませんが、間違いなく途中から聞こえてました。

しかしその後勝負は終わってみないとわからないと言って、口先だけの小役人が!と捨て台詞を残して連行されていきます。

 

コネリーの形見はガルシアの手に渡り、「飲みに行く」と言って街にコスナーは街に消えるのでした。

 

 

とても面白かったです。最初から最後まで飽きずに見ることができました。キャストもケビン・コスナーショーン・コネリーロバート・デ・ニーロと名優揃いで演技に説得力があります。アンディ・ガルシアも見せ場があって精神的にも余裕がある正義漢でかっこいい。

いい映画です。