【映画感想】はじまりはヒップホップ(2014)
2014年。
年配者のヒップホップグループを描いたドキュメンタリー映画です。
おじいさん、おばあさんが登場しますが、インタビューを受けているのは主におばあさんです。
おばあさん方の昔はああだったこうだったというような昔話が挿入され、ヒップホップグループとして初めて大会に参加して大成功を収めるまでが前半。
後半はプロモーションビデオのようなかっこいいダンスビデオの撮影や、世界大会に招待されるなど前半の勢いのままに順風満帆かと思いきや、大所帯故に旅費の問題等が出てきてしまいます。
スポンサーからのお金じゃ足りずに自腹で旅費を出すことのできる裕福な老人もいますが、グループメンバーみんながそんな裕福というわけではありません。
そこで中には世界大会に行きたくても行けなかったメンバーも出てきたりするも、大半のメンバーは世界大会に出場し、拍手喝采スタンディングオーベーションを浴びてめでたしめでたしという感じです。
アクティブなシニアの方たちを描いたリアルな作品。私はシニア世代ではないので正直人生の先輩としてすごいなとか、私の背中の丸まっていた祖母と比較して動きの俊敏さに驚いたりしました。特に昔演劇をやっていたおばあさんのダンスはキレッキレすぎて一瞬我が目を疑いました。
年配になっても新しい挑戦はできる、挑戦に年齢は関係ないんだ、というメッセージをしかと受け止めました。
シニア世代にオススメです。