映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】ミナリ(2020)

2020年。

アメリカの田舎アーカンソーに引っ越してきた韓国人一家の物語です。

 

主な登場人物

・夫 → ひよこ鑑定士(プロ)

・妻 → ひよこ鑑定士(夫ほどではない)

・長女

・長男 → 心臓に病気

・おばあちゃん → 途中からアメリカに来て一緒にくらす

 

ミナリというのはどうやらセリらしいです。春の七草の。

誰でも取れて食べられて栄養価もよしだそうです。

それをこっそり近くの茂みの水場に植えます。

 

ストーリーは韓国からアメリカンドリームを夢見て夫主導でアメリカ移住。夫は広大な大草原の土地に大満足。しかし妻は病院から遠い(長男の心臓が悪いから)という理由で内心反対しています。なので事あるごとに夫婦喧嘩をしています。

 

そんな折、おばあちゃんが韓国からやってきます。

長男はいたずらっ子で小便をおばあちゃんに飲ませたりします。

最初は韓国臭いとおばあちゃんを毛嫌いしていましたがだんだん打ち解けてきます。

ギリギリの生活で夫婦ともにだんだん削られていきます。

そんな折、脳卒中でおばあちゃんが倒れてしまう・・・

さてどうなるかという感じです。

 

 

感想は、微妙かなと。

スローリーな展開はまぁいいとして(田舎なんで)、家族間のマイルドな渡鬼劇みたいなのを経て得るものが少ないという気がしました。

もしかしたらスルメ系で見れば見るほど新しい発見があり味が出るという類の映画なのかもしれませんが、訴えかけてくるものがちょっと薄いかなと。

 

終盤はいろいろイベントが起きます。なんですが当方の行間リード能力が低いためなのか最後もどうもすっきりしません。もうちょっとわかりやすさがほしかったです。

 

振り返ってみるとアメリカの田舎風景くらいしか印象に残りませんでした。