2005年。
ジェニファー・ガーナー主演。
デアデビル(2003)のスピンオフ作品で主演はデアデビルでヒロインを演じていた女優さんです。
まずエレクトラが平然と生きています。別の時間軸なのかはわかりませんがアメコミだと日本の漫画と違って死んだキャラがしれっと復活するというのは珍しくないらしいのでデアデビルでのエレクトラの生死は気になりませんでした。
暗殺者で悪人に裁きを下すというようなことをやっているエレクトラ。とある親子と知り合い、次のターゲットはその親子(父親と娘)に。しかし情が移り殺せず。そこに応援部隊が。エレクトラは組織を命令に反し親子を守り逃げます。
そして古巣に舞い戻り、匿ってもらいます。
しかしそこに娘を狙うやつらが。
エレクトラは娘を守りきれるのか?というような流れです。
感想は微妙でした。
全体的ば中途半端、キャラの掘り下げ不足を感じました。
なので視聴側がキャラへの愛着を見出す前にどんどんストーリーが流れていってしまっている印象です。
かろうじてエレクトラと女の子の友情、愛情が見どころといった感じです。
敵キャラは四天王的な連中が出てきますが、その組織のボス的なポジションの人はスルーされていて最後がイマイチ締まりません。弱そうなんでスルーでOKという判断なんでしょうかね。
その四天王も見た目のキャラ付けはOKですが、中途半端にファンタジー要素が入っていて世界観に統一性がありません。中途半端な能力ものという印象です。敵キャラは植物を枯らしたり、生命力を低下させたりする能力を持つ人や、怪力で刃物を通さない人とか、体に掘られた入れ墨から動物を召喚する人や、超高速で動ける二刀流野郎がいたりとTHE能力者という感じなんですけど、主人公のエレクトラはそういう派手な能力は一見してわからず、ただの凄腕の二刀流剣士に見えます。
娘の鎖術?も鎖が光るくらいであまり能力という感じがしません。父親はほぼ空気です。
その四天王なんですが、エレクトラの因縁の相手である高速移動二刀流男とのバトルパートは結構長いんですけど、その他の四天王の最期があっけなすぎてポカンとなりました。なんか知らないけど一撃でやられちゃって脆すぎです。
二刀流男は強くエレクトラはそれまで劣勢だったんですが、運良く?背後を取ってからは井戸に落として撃破。なんともあっけない。
親子愛的な感じに仕立てたいのかな?とも思いましたが、結局うまく描けておらずここでも失敗しているように感じられます。
というわけで総合的に微妙な点が多く、全体的に中途半端で微妙な作品でした。
あと、キャストではボブサップが出ていてちょっと懐かしさを覚えました。