【映画感想】インサイド・マン(2006)
2006年。
デンゼル・ワシントン、クライヴ・オーウェン、キウェテル・イジョフォー、クリストファー・プラマー、ジョディ・フォスター他
銀行強盗系。
刑事デンゼル・ワシントンVS主犯クライヴ・オーウェンという図式。
銀行強盗は5人くらいいてとある銀行に人質とともに立てこもります。
銀行強盗として銀行を占拠しますが、銀行に預けてある一般市民のお金は盗みません。目的は一つ、この銀行の会長の過去の戦争犯罪に関する書類とその見返りとしてもらったダイヤの指輪と小さいダイヤたち。
戦争犯罪を利用してのし上がった会長からピンポイントで盗み、且つ、自分が認めた優秀な刑事(デンゼル)に会長の戦争犯罪について調べるように誘導していく主犯のクライヴ・オーウェンの完璧な盗みがカッコいいです。お金がないと愚痴ってた刑事に予言通り正面玄関から逃げる時にわざとぶつかって刑事のポケットにダイヤの差し入れをしたり粋で余裕を感じさせます。
ただこの映画すべてを明かさず、残ったまま放置された謎があったり(14億の小切手)、引掛け的なシーン(脱出用の穴を掘ってるかと思いきやただのトイレとか)、説明描写の不足等想像に委ねるような演出方法を取っているため自分なりに行間を読んで解釈する部分があるため見た後のスッキリ感はそんなにありません。
ちょっと設定に無理があるのものやツッコミどころも割とありますが、私は犯人側結構かっこいいじゃんと思って見ていたし、疑問点はネットで調べてある程度納得できたため総合的にはそれなりに楽しめました。