【映画感想】カーズ（2006）

2006年。

ディズニー/ピクサー。

車を擬人化したキャラたちが登場する世界観の車ムービーです。

機関車トーマスみたいな感じですかね。

興行としてレースがある世界で現実のレースと同じようなルールで何周回ってタイムを競うとかピットインとかそういうのです。

主人公はスターレーサーでしたが、大人を顎で使う有名子役のように天狗になっていてその結果勝てる試合を落とします。そのレースは３台同着となり仕切り直しに。

その会場に行く時にトラブルにより廃れた街にやってきます。主人公が起こしたトラブルで街に迷惑をかけ逮捕されちゃいます。そして道路の舗装をさせられます。

最初はなんだくそみたいな感じでしたが、後に親友となる錆びたトレーラーと仲良くなったりポルシェのいい感じの娘の後押しで人（車ですが）の温かみに触れ、まんざらもでなくなり、いつの日か居心地がよくなり、ずっといたいと思うようになります。

町長はぶっきらぼうですが、実は伝説のレーサーでした。ただ事故で引退。しかしその卓越したドライビングテクニックは健在ですごいドリフトを主人公に見せたりします。

しかしそこにマスコミが出現。小さな町が騒がしくなります。満足に別れも言えずにもともと行く予定だった再試合の会場に半ば強引に連行され三すくみのレースの火蓋が切られます。

街の人（車ですが）のことばかり考えて身が入らない主人公。しかし町長と親友とめちゃめちゃ優秀なタイヤ交換係がやってきていました。それを見た主人公は覚醒しそれまでつけられた差をぐんぐん縮めます。

そして町長の伝説のドリフトを再現してついに差がなくなります。

はてさてレースの決着はいかに！

という感じです。

王道ですが起承転結がしっかりしていて見た後に実に気持ちがよくなります。さすがピクサーです。

車のCGも良くできていて作るの大変だったんじゃないかなぁと思いました。街でみんなといっしょに過ごすパートが雰囲気あってよかったですね。

最後も意外な展開ですが、主人公の成長をああいう行動でわかりやすく説明していて奇をてらってなくていいですね。

一連の物語を通して嫌な奴だったやつが変わっていく過程を描きつつも最後のクライマックスで熱くなれるのはやっぱいい。わかってんなぁという感じです。

大人はもちろんのことお子様には文句なしにオススメできます。