【映画感想】ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011)
2011年。
ハリーポッターシリーズ第8作。
最終章のpart2、物語も佳境という感じです。
ヴォルデモートの力の核である7つの分霊箱破壊の旅の後編という立ち位置。
ラストというだけあり流石に面白いです。
序盤は割とおとなしめですが、分霊箱探しの果てに敵味方軍ともにホグワーツに集結して最終戦争をおっぱじめるという展開の中盤からはいろいろな事実が立て続けに判明したり魔法バトルのオンパレードということで今まで終盤まで出し惜しみしてきた盛り上がる部分をこれでもかというほどぶち込んであり胸アツになりました。
ダンブルドア弟が出てきたり、ホグワーツ軍が上空に魔法バリアを展開してヴォルデモート軍が攻撃魔法を大砲のように浴びせ決戦が始まったり、スネイプ先生の知られざる過去編とダンブルドアの死の真相が明らかになったり、ハリーが分霊箱?自分が死ななきゃラスボスが倒せない?等目が離せない展開の連続。
炎の激流の中を久々登場のホウキで逃げたり、秘密の部屋(バジリスクの牙)、必要の部屋等過去作に出てきた施設も出てきたりファンサービスも随所に見られます。
今回のMVPはネビルですね。御三家(ハリー、ロン、ハーマイオニー)以外の生徒の中では橋を爆破したり分霊箱の蛇を剣で切り裂いたりとかなりおいしいポジションな活躍をしていました。
マルフォイ一家の思わぬ行動も意外でした。あとロンの母ちゃん相当強い。
観ている最中は深く考えませんでしたが後でググってみるとニワトコの杖の所有者関連が結構複雑なことになっていて(ヴォルデモートはダンブルドアを殺したスネイプ先生が所有者で彼を殺せば所有権が自分に移ると思っていたがそれは誤信で実はスネイプがダンブルドアを突き落とす前にドラコがダンブルドアの杖を叩き落とした時にすでに杖はドラコを勝利者と認めていて、ドラコが杖の所有者になっていて、そのことにヴォルデモートが最後まで気づかなかった。そのことが最後までヴォルデモートの足枷になり大分足を引っ張ることになった、いうようなこと)、色々伏線とかも張り巡らせていてJKローリングやっぱすごい、というリスペクトの念も感じました。
思っていたよりダークファンタジーな有名作という印象でしたが、ヴォルデモート撃破後は以前(賢者の石とか秘密の部屋のとき)のような感じが戻りハッピーでもあり懐かしくもあるいい終わり方でしたね。見ごたえある最終章でした。