映画生活

基本的にネタバレ有りなのでご注意ください

【映画感想】ワイルド・ストーム(2018)

2018年。

 

自然災害系です。

 

テーマとして未曾有のハリケーンを扱っているため絵的な感じとしてはツイスター(1996)を彷彿とさせます。

 

しかしハリケーンはサブポジでメインは気象学者の弟と元軍人の修理屋の兄弟、ヒロインの現金輸送担当者の3人と6億を狙う強盗集団との対決です。

主人公は気象学者の弟さんだと思います。

気象の専門家なので登場人物の中ではハリケーンに最も精通している人物です。

また、戦車のような災害用車両を所持しています(前半は結構活躍するものの物語中盤で水に浸かっちゃいます)。

 

絵的に面白いシーンはハリケーンを利用した作戦でガラスの屋根に爆弾で穴開けて敵を空高く舞い上がらせて追い出すところ(自分たちは体をロープでくくりつけて大丈夫)がまず思い出されます。

また予想外の大波襲来で敵にも味方にもダメージ的なところで自然災害感を出しています。

 

クライマックスの現金輸送車3台の攻防も大味ですが悪くありません。

 

感想としては勢い任せな大味で荒削りな脚本ながらもノンストップ感があってそれなりに楽しめました。

でも一回見ればいいかなという感じです。

 

【映画感想】ザ・シークレットマン(2017)

2017年。


リーアム・ニーソン主演。

実話系です。

 

ウォーターゲート事件より始まるニクソン政権とそれに立ち向かうFBI副長官とFBIの人たちとの情報戦を描いた映画です。

 

なのでウォーターゲート事件やその周辺知識があったほうが良いです。私は全く興味がなかったので事前にウォーターゲート事件についてググることで自分の中のウォーターゲート事件への興味を意図的に掻き立てました。

 

アメリカ議会には民主党共和党という大きな2つの党があって、ニクソン政権は共和党。ある日民主党ウォーターゲートビルに盗聴器が仕掛けられて犯人たちが逮捕。その犯人の一部が共和党側の人間だった、というのがウォーターゲート事件(多分)。

 

この映画はそのウォーターゲート事件そのものだけじゃなく、その事件が起きてからの大きな2つのグループの対決を描いています。その2つのグループというのはニクソン政権とFBIです。ニクソン政権はウォーター事件の捜査時間制限や打ち切り、もみ消しやら圧力やらをFBIにかけてきます。

 

主人公のフェルトFBI副長官は新聞記者とかを駆使して政権の闇を暴き最終的にニクソン大統領を辞任させるという物語です。
ついでに家出娘も探してます。


まず前提知識とか興味がないと結構つらいかなぁと思いました。扱ってるテーマが昔アメリカで起きた政治スキャンダルですし、私は日本の政治にも興味がないので、興味の引っ掛かりとしてググってそれなりに興味を持てました。興味だけじゃなく知識最低限あったほうがすっと頭に入ってくると思います。

 

ウォーターゲート事件前後のニクソン政権とFBI(本来独立)の裏での癒着のようなバックグラウンド知識もある程度必要に思いましたが、そこらへんは映画を見ているうちになんとなくそういうもんなんだとわかっていきますのでそこまで入念な予習は必要ないように思いました。

 

興味のない分野の映画でしたが、幸い私はググることで多少の興味を得て、また最低限の前提知識を仕入れることで割と楽しむことができました。

【映画感想】ロスト・バケーション(2016)

2016年のサメ映画です。

ブレイク・ライブリー主演。

 

賛否が分かれる作品っぽいですが個人的には結構楽しめました。

 

まず主人公の女性が何歳なのか気になりました。最初は30代後半くらいかなぁと思っていました。その後スマホで壮年男性とやり取りします。男性の方はやや老けて見えたので年の差カップルなのかと思いきや親子でした。さらに小さい女の子が出てきてああ娘なのかと思いきや妹で二度びっくり。え?中の人何歳なの?と調べたら公開当時29歳と思ったより若かったです(失礼)。

 

また主人公は研修医のようでその設定があとあと活きてきます。

 

 

序盤は延々とサーフィンを楽しむ描写が続きます。これを退屈と感じる人もいると思います。私はカメラワークや海の美しさで普通に映像を楽しむことができました。

 

それからサメに襲われ、片方の太ももを噛まれてしまいます。

サメに食べられたクジラの死体を経由したりしてやっとのことで海からぽっこり出た岩場に逃げます。

 

そこでありあわせの道具具で縫合。縫う際に血がドバドバにじみ出てくるためこのシーンは見てるだけで顔をしかめてしまうくらい痛々しいです。

 

その後助けにくる人が何人かいますが全員サメの餌食になります。

 

その後は基本、女性とサメ(あと鳥)だけなのでよくもまぁ間をもたせるもんだなぁと感心しました。

 

満潮で岩場が沈んでしまうためリミット設定もあります。別の被害者のヘルメットに固定されたカメラを取るパートではサメの行動パターンを把握して30秒以内なら最悪死なないだろうとかシミュレーションしたりします。

 

うまくいったりいかなかったり色々試して最終的にいろいろ装備がついたブイに乗り移ります。

閃光弾で鮫を焼き殺して終いかと思いきや鮫はタフでピンピンしてます。そしてそこからがクライマックス。ただ、このクライマックス、カメラアングルが悪く何をしているのかイマイチよくわからなかったのが残念です。そしてえ~!?という予想外の方法で鮫を撃破。

撃破しちゃってなんだかなぁ~という気もしました。まぁ終盤はリアル路線から完全に逸脱してましたけど。

 

前半でリアル路線かと思いきや、後半でB級のそれになってしまいましたが、それなりに緊迫感もありましたしよかったです。

縫合の際の血の描写、定番の海が真っ赤になる演出はベタですが生々しさにおいてはダイレクトにきます。

 

登場人物が少ないのでシンプルな面白さが要求されるわけですが十分ハードルは越えていたように思います。

この条件でよくやったなぁと思いましたので多少のご都合主義的アイテムは多めに見れます。

 

正直期待していませんでしたがそこを裏切ってくるナイスな鮫映画でした。

ちなみに私は鮫の習性については全く知りませんのでモンスター扱いも気になりませんでした(映画のサメってだいたいそういうもんである意味お約束だし)。

【映画感想】ザ・ビースト/巨大イカの逆襲(1996)

1996年。

でかいイカを相手にするパニック海洋映画です。

 

全体的にジョーズっぽいです。サメをイカにして恋愛入れたような映画です。この手の映画は全部ジョーズに見えてしまいます。

 

船を沈める事件が多発しその原因を調べてみたら原因は巨大なイカで、それをなんとか捕まえるも、更にでかいイカが出てきてどうすんねんという物語です。

 

ラブラブパートはとってつけたような感じかと思いきや尺が長く時間稼ぎに思えました。

最初のイカですら結構苦戦したのに最後に更にでかいのがでてくるわけですが、本当に死闘でヘリがきて自分たちが乗っていた船を爆発させて巻き添えにしてイカ焼きにするくらいギリギリで結構面白かったです。

 

イカ焼きが食べたくなる映画でした。

【映画感想】リベリオン(2002)

2002年。

クリスチャン・ベール主演。

 

物語の舞台は感情を持つことを禁止されたディストピアです。

感情持ったら火あぶりの刑です。感情抑制剤でみんな感情を抑えています。

そんな世界で警察的なポジションの主人公が感情抑制剤を打つのを・・・・

 

 

というかストーリーはどうでもいいです。ストーリーはおまけで見どころはアクションです。というかストーリーの丁寧さはこの映画に関してはもう冗長さになっています。自分の中では。もうそういう細かいこたぁいいからさっさとガンカタ見せてくれと。

 

それくらいガンカタがかっこいいです。まず冒頭の暗闇で銃をバチバチ乱射する絵から引き込まれます。

 

とにかく主人公が昔流行ったなんとか無双みたいなゲームの主人公のようにめちゃめちゃ強い。

終盤のバトルは2丁拳銃のみならずちょっとだけ刀パートもあります。ジョン・ウィックパラベラムのように刀でバトるとこをもっと見たかったです。

関係ないですがFF8というゲームにガンブレードという銃と剣が一体化したような武器があるんですが、あの中2武器はある意味時代を先取りしていたのかもしれません。

 

ラストの設備を2丁拳銃で破壊しまくるのもすかっとします。

 

クリスチャン・ベールもかっこよくアクションの見栄えもいいしこの映画はアクション映画として優れてると思います。

 

 

【映画感想】サイレント・ワールド(2004)

2004年。

パニック氷結アクションです。

地球滅亡系のB級映画

 

巨大彗星が地球に衝突し40億人の人が亡くなってから三年。氷河期を迎えた地球で生き残った人々はモロッコで生存の道を模索していました。ある時三年前に失われたはずの発電衛星が突然起動、制御装置のあるベルリンに生存者がいるのではないかと調査を軍人、科学者の混成チームを派遣。トム・パーカーは生き別れた妻子を探すためにチームに参加。しかしベルリンで待ち受けていたのは思わぬ事態だった・・・という物語です。

 

 

感想は微妙でした。

大部分が吹雪吹き荒れる寒冷地帯での銃撃戦です。そんなありきたりの銃撃戦よりも地球が凍ってしまったというこの非常事態に目を向けてほしかったです。

 

面白かったのはラスボスです。女性なんですけど名誉、支配欲に取り憑かれて悪魔になって躊躇なく人を撃ちます。主人公によって階下に叩き落されるも生命力はしぶとくまだ生きており、再び襲いかかったり、幼女を人質にとったりします(ワンちゃんが助けてくれます)。

久々に清々しい女性の悪人キャラを見たのでそこが意外と印象に残りました。

 

CGはB級映画特有のしょぼいもので脚本もご都合主義の塊のような荒削りなもののため人死が出てもなんとも思いません。

 

他に見るべき映画は山程あると思いますので、ながら見用ですかね。

好きな人はすいません。いるかどうかわかりませんが。

【映画感想】山猫は眠らない4 復活の銃弾(2011)

2011年。

山猫シリーズ第4弾。

 

まず主人公がおっさんじゃなくなっています。1~3まで主人公やってたおっさんの息子さんです。

 

 

物語は主人公が組織の裏切り者が放った男と銃撃戦して勝利して黒幕との会話を録音して・・・というような感じです。

しかしこの映画2011年ですし、録音対策くらいしてほしいものです。

 

全体的な雰囲気は80年代の映画のノリを未だに引きずっていてこのノリをいつまで続けるのかなぁと思います。

 

山猫3ではおっさんベケットが最後に人質に銃を向けている悪ガキの手を狙ってピタゴラスイッチのようにして悪ガキの銃の向きを変えて筋肉の収縮によりその悪ガキの人差し指が勝手に動いて黒幕を射殺というとんでもない妙技を披露しましたが、息子も負けていません。

 

ランボー顔負けの動きで草むらで銃構えてる連中の背後にそっと近づいて拳銃で撃ち殺すというありえない殺し方をします。普通なら見つかって蜂の巣にされてゲームオーバーです。なんとも雑です。

 

女上司とのラブシーンや1に出てきたヘタレ相棒のミラーも出てきます。ミラーも良いおっさんになっていて狙撃の腕もアップしてました。主人公が狙撃嫌いなので彼が狙撃担当でした。

 

今までと違い出演者の平均年齢が下がったためかフレッシュな印象を受けましたが、次作ではまたおっさんベケットに主人公チェンジするみたいです。