2004年。
平たく言えばマクドナルド批判のドキュメンタリー映画です。
主演の人が医者や管理栄養士協力の元、1ヶ月間マクドナルドの商品以外食べちゃいけないという縛りで過ごした結果どうなるか？という人体実験をします。
それだけじゃなく様々な人にインタビューをしたりします。
全体の構成はボーリング・フォー・コロンバインのような感じで時折アニメも挿入されます。
感想は普通に面白かったです。エンターテイメントとしてぼ～っと見るのにいいです。軽い気持ちで見れます。
実験内容に関してはザルな部分が多く、あまり意味がないように思います。毎食マックという人もそうはいないでしょう。
誰でも普通の食生活から一日5000kcalの食生活になったらマックならずともおかしくなっちゃうでしょう。
被験者は一般人のアメリカ人に生活を近づけるために運動やジム通いを制限しますが、食生活以外は普段どおりの生活をしたほうがより正確なんじゃないかと思いました。なのでそこもフェアじゃないなと感じました。
実験と称するならもっと詰めた上で複数人で実験したほうが説得力が増すのではないかと思います。
個人的には実験の正確性は正直どうでもよく、自分の生活習慣を振り返ったり見直すためのきっかけとしてこの映画は優れてると思いますしそこは大目に見ます。
「行かなきゃいい」「食べなきゃいい」
結局これです。
個人的にマクドナルドはそんな悪いか？と思いました。
体に悪いもの売ってますけど別に犯罪じゃないし宣伝もありふれた行為です。
子供たちを誘惑しているのは任天堂も同じですし。
私はファーストフードに行きませんし健康にもそれなりに気を使っているためマクドナルド食べまくって太って訴えるとか何やってんだかんなぁと感じました。
体に悪いものを売りまくって病気にしたら高い医療費を払わせるというようなアメリカという国に対して利益優先国民度外視のような印象を持ちますし異常に感じますけど、それが決まりならしょーがないなと思います。決まり自体を変えようとするのもまたありだとは思いますけどね。
まぁ体にとって有害なタバコも平然と売られていますし世の中そんなもんだろうというのがまず自分の中にあったので、この映画を見てマクドナルドが嫌いだとかひどいとかは思いませんでしたね。
遺伝とかじゃなく自己抑制出来ずバクバク食ってマクドナルドはひどいとか言っている人はこっけいに思えますが。
